和歌山県太地町!イルカ追い込み漁解禁!反捕鯨活動家逮捕!

対シーシェパード訓練

毎年9月に解禁になる和歌山県太地町のイルカ追い込み漁が、悪天候のため漁開始は3日以降になる見通しです。

今年も、反捕鯨団体が太地町に集結しつつあって、地元の人たちにとっては、苦悩の漁期が始まります。

最近の動きを追ってみました。

目 次
・太地町イルカ漁と捕獲数
・世界のイルカ需要
・世界動物園水族館協会(WAZA)の改善要求とは
・活動家逮捕・入国拒否
・米連邦最高裁SS(シー・シェパード)に3億円の弁償支払命令
・警察や海上保安本部は24時間警戒
・映画「Behind “THE COVE”」9月上映で「ザ・コーヴ」へ“反論”
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太地町イルカ漁と捕獲数

太地町には400年の捕鯨の歴史があって、追い込みイルカ漁は明治から続く伝統的な漁法です。

追い込み漁とは、イルカが嫌がる金属音を鳴らして群れを湾内に追い込み、網を張って捕獲する漁です。

国はイルカなど小型鯨類の捕獲頭数を制限しており、和歌山県の捕獲枠は約1900頭。県の許可を受けた漁業者だけが漁をできる。

「郷土の先人たちが命がけで続けてきた漁だ。日本の法律を守って粛々と営んでいく」

国際捕鯨委員会(IWC)の規制対象になっておらず、県知事の許可を得てイルカは来年2月末まで、クジラは同4月末まで漁が続けられます。

太地町イルカ漁

太地町イルカ漁

 

世界のイルカ需要

捕獲したイルカなどは、大半が食用として売られ、生け捕りにした個体は国内外の水族館にも販売されます。

人気者のイルカの展示を希望する水族館は多く、地元の太地町漁協が今年8月にイルカの購入希望を募ったところ、19施設から例年とほぼ同じ計約150頭の注文がありました。

イルカジャンプ

昨年は注文があった約30施設のうちJAZA加盟施設が約10施設あったのですが、今年のJAZA加盟施設からの受注は町立くじらの博物館1施設だけに減少してしまいました。

今年注文があった19施設の大半は海外か未加盟の水族館です。

これは、今年4月に世界動物園水族館協会(WAZA)が、日本動物園水族館協会(JAZA)に対して、 「(太地町での)追い込み漁によるイルカ入手を禁止するよう」改善を求めてきたことが影響しています。

 

世界動物園水族館協会(WAZA)の改善要求とは?

世界動物園水族館協会(WAZA)は、日本動物園水族館協会(JAZA)に対して、今年4月21日に会員資格を一時停止することを全会一致で決定します。

内容は1か月の猶予期間の内に 「(太地町での)追い込み漁によるイルカ入手を禁止するよう」改善を求めてきたのです。

改善がなされない場合は、会員資格を一時停止するというものです。

これに対して、日本動物園水族館協会(JAZA)は5月20日に、WAZA加盟継続の賛否を問う会員投票(動物園89施設、水族館63施設の計152施設)を行い、加盟継続票(99)・離脱回答票(43)・無効票(7)・無投票(3)で、「(太地町での)追い込み漁によるイルカ入手を禁止」が決定されることとなりました。

しかし、動物園と水族館では展示されている生き物に大きな開きがあるうえ、WAZAへの加盟継続のメリットはいまひとつはっきりしません。

WAZAの年間予算は75万ドル(2011年・8割以上が会員費)程度です。

WAZA報告書(2011)

WAZA報告書(2011)

世界動物園水族館協会(WAZA)は民間団体で財政基盤は盤石とはいえません。

そこに、外圧をかけて日本動物園水族館協会(JAZA)へ圧力をかけようとする動きが背後にありました。

世界動物園水族館協会(WAZA)に圧力をかけた団体についてはこちらから「太地町イルカ追込漁9月解禁!国際指名手配者水族館を狙う!

 

活動家逮捕・入国拒否

町内には8月下旬からメンバー約20人が訪れていて、漁港では1日の夜明けごろ、抗議のため訪れたグループの姿が見られました。

そんな中、追い込みイルカ漁に抗議するため、現地を訪れていた米国籍の活動家、リチャード・オバリー氏(75)「(ザ・コーヴ)に主演」が2日朝、太地町内で自損事故を起こしました。

また、オバリー氏は2日前の8月31日、同県那智勝浦町内で署員に職務質問を受けた際、提示しなければならない旅券を携帯していなかったとして、現行犯逮捕されています。

リチャード・オバリー自損事故

リチャード・オバリー自損事故

地元住民は「活動家のお騒がせにあきれ果てている。はやく出て行ってほしい」と心境を語っています。

また、入国管理では、反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のノルウェー出身の女性活動家について、日本への入国目的を偽った可能性が高いなどとして、法務省が入国を拒否していました。

女性は20代でSSのリーダー格、8月27日に韓国・釜山から福岡に航路で入国しようとしたところ、訪日目的を「観光」と申請。法務省は過去の滞在中の行動から虚偽の可能性が高いと判断し、入国を拒否しました。

 

米連邦最高裁SS(シー・シェパード)に3億円の弁償支払命令

南極海で調査捕鯨を行う日本鯨類研究所などと、国際反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)が係争中の訴訟で、調査捕鯨の妨害行為を差し止める仮処分命令が出ていたにもかかわらず、SSが鯨研側に妨害行為を続けたとして、調査船の船体破損などの弁済として255万ドル(約3億1600万円)の支払いを2014年12月、サンフランシスコ米連邦高裁がSSに弁済を命じていました。

連邦高裁はSSを「海賊」と認定した上で、「日本の調査捕鯨船の500ヤード(約450メートル)以内に近づいてはならない」と命令していたが、SSはその後も船舶に損傷を与えるなど妨害をしかけ続けました。

シーシェパード妨害大破

シーシェパード妨害大破

SSは高裁の命令を不服として上訴していましたが、米連邦最高裁は6月8日に訴えを却下し、SSが最終的に合意書に署名となりました。

しかし、妨害の永久的な差し止めをめぐる本訴訟は継続中で、来年10月に第1回弁論が行われます。

今後、SSが妨害行為を繰り返せば、さらなる賠償金支払いの義務が生じることにもなり、南極海での妨害活動に一定の歯止めができたといえます。

日本は、中断していた調査捕鯨を今年から再開する計画です。

 

警察や海上保安本部は24時間警戒

警察や海上保安本部は、24時間態勢で警戒を強めています。

8月上旬には、漁に対する反捕鯨団体の妨害活動に備えた合同訓練を太地港周辺で実施、下旬には、湾の前に臨時交番を開設してパトロールを続けています。

追い込み漁が今年、世界的な注目を集めたことから、抗議行動の活発化を懸念。地元を管轄する新宮署の幹部は「不測の事態が起きないよう、万全の態勢で警備に当たる」と話している。

対シーシェパード訓練

反捕鯨団体の活動家らを逮捕する訓練=太地町(8月7日)

 

映画「Behind “THE COVE”」9月上映で「ザ・コーヴ」へ“反論”

太地町漁協の貝良文参事は「『残酷な漁』というのは誤解で、実態を広く知ってもらえば理解は広がるはず」と、漁の公開に前向きです。

今年は漁船にビデオカメラを持ち込み、撮影した映像をインターネット上に発信していくことを検討しています。

また、和歌山県太地町で取材したドキュメンタリー映画「Behind “THE COVE”」(ビハインド・ザ・コーヴ)が、カナダの「モントリオール世界映画祭」に正式出品され、9月4日に現地で上映される予定です。

米映画「ザ・コーヴ」への“反論”ともいえる内容で、監督の八木景子さん(48)が8月31日、同県新宮市内で記者会見して「世界に捕鯨問題を発信したい」と制作上映の意気込みを語られました。

「Behind “THE COVE”」(ダイジェスト版)

OTARD-KEN

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