Sアミーユ川崎幸町!問題続発!大腿骨骨折後対応!不手際?

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高齢者

80~90代の入所者3人が相次いで転落死した川崎市幸区の介護付き有料老人ホームでは、他にも暴行や窃盗などの事件が相次いでいたことが明らかになりました。

問題発覚後、入所者の家族の話からは、他にもあざをつくったり、亡くなった状況に疑問を抱くような事案や不適切な対応があったことなどが浮かび上がっている。

目 次
・特異な事例
・大腿骨骨折
・家族の話に疑問
・家族負担の増加
・入居施設を探す煩雑さ
・入居者のわがままだと判断
・家族の負担を利用者本人も認識する
・施設側の対応
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特異な事例

「なぜ急に亡くなったのか」「職員を怖がっていた」…。信頼して大切な人を預けた家族からは、真実を求める声が挙がっています。

介護保険を統括する川崎市では、

「昨年まで少なくとも数年間、高齢者が入る(他の)市内の施設で転落死はない」

と話しており、今回の転落死の特異性がうかがえます。

 

大腿骨骨折

今年8月、施設に入居する女性の高齢者が大腿骨を骨折する事案がありました。

  • 転倒して頭部から出血見られるも、すぐに止血。
  • 止血時に、「足が痛い」と訴えがあるも対応は後手に。
  • 午後2時ごろ、職員が骨折に気付くが、家族への連絡はされず、意識があるため、施設内で様子見。
  • 午後9時過ぎに病院へ搬送され、家族にも連絡。
  • 家族には「緊急性はない」と説明。
  • 入居女性は大腿骨骨折と診断。
  • 全治4週間、さらにリハビリに3か月を要する重症。

家族から、対応の遅れに不満を抱いて施設側を問いただすと、「不手際だった」と非を認めたようです。

また、入居女性の家族は母親の様子を、

「施設の男性職員が来ると、怖がったり、嫌がったりすることがあった。暗い感じだった」
「母親が入院後に笑うようになったことに気付きました。」
「アミーユにいたときには、私たちが帰ろうとすると、『自分も一緒に帰りたい』と言っていました。」
「退院後の母親を同施設に戻すつもりはなく、別の施設を探している。」

と話しています。

 

家族の話に疑問

家族の談話に、「男子職員を怖がっていた」という証言があります。

加えて家族は、利用者本人から帰りたいう訴えも聞いていながら、何故、施設の退所を検討しなかったのだろうかと疑問がわいてきます。

実は類似のケースは、どこでもあり得る話なのです。

高齢者がこのような施設を退所できない事情はどこにあるのでしょうか?

家族負担の増加

  • 同居の両親のいずれかが倒れた場合、特に妻や娘の負担が大きくなります。
  • 病院での手続きや生活衣類の交換など、平日・休日にかかわらず用事が増えます。
  • 退院当初は在宅介護のヘルパー派遣などで対応するのですが、認知症などが進行すると家族での24時間介護は難しくなります。

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入居施設を探す煩雑さ①

  • 病院では、急性期→亜急性期→慢性期→療養期に分けて入院期間の上限を決めています。
  • 高齢者が家庭でひとりで生活できる状態になっていなくても、退院の要請が病院から発せられます。
  • 退院後、家庭で見ることができないと家族が判断すれば入居施設を探すことになります。

※ここで注意されたいのが、自宅で療養できるかどうかを判断するのは医師でなく家族であることです。
どんな状態でも、自宅で介護することができないということはありません。
認知症で徘徊があろうとも、便をさわる問題行動があろうとも、呼吸器をつけていようとも、家族の思いひとつでできないことはないのです。
しかし、仕事や収入のことを考えると現実が立ちはだかります。
「虐待老人ホーム!職員たちは知っている!川崎有料老人ホーム!(介護保険そのものに無理がある)」
でも書きましたが、これだけの報酬を家族に支払えば、夫婦であればどちらかが、家族であれば娘や息子の一人が仕事を辞めて家族の介護に専念することは可能だと思います。

高齢である両親を施設に入れることは、世代にわたって引き継がれていきます。
現在、両親を施設にいれ入れられている方は、殆どの方が施設で生活することになると推察いたします。
子供たちは、総父母を介護する両親の背中を見ずに成長していくからです。

 

入居施設を探す煩雑さ②

  • 見つからない入居施設
    病院で紹介する施設群は「介護老人保健施設・介護福祉施設-特別養護老人ホーム・介護療養型病床-老人病院・特定施設-Sアミーユなど・サービス付き高齢者賃貸住宅-サ高住」などがあげられます。
  • サ高住を除く介護保険サービス施設群には様々な制約があって、入居が一筋縄でいきません。
  • 一度退所したら、次に入る施設をゼロから探す
    にもかかわらず、いったん入院してしまえば、ベットは他の入居待ちの方に引き継がれますので、退院時にはゼロから施設探しをしねければなりません。
  • サービスに多少の不満があっても、供給が不足している状態であればそれ以上を望むことも難しいのが現実です。

入居者のわがままだと判断

  • Sアミーユの場合は、隠しカメラで実態を把握したようですが、認知気味の母親の訴えは、当初の家族にとっては、家に帰りたいと思う母親のわがままであったと思われたかもしれません。
  • 家族は、ビデオで現実を見て驚愕したに違いありませんが、母親を自宅へ連れ帰らずに、施設側に改善を求めるに留まっています。
  • わがままでないことがわかっても、家族が自宅で介護できないと判断している場合は、施設側に強く言えない現状もあります。

足の骨折の治療が終われば退院後の母親の入所先を探すきょうだいは、「施設側には人質を取られている感じ。文句を言うと何をされるか分からないという弱みがあるから、あまり強く言えない。新しい場所に入所するときには、部屋にカメラを設置しようと思っている」と話しています。

家族の負担を本人も認識する

  • 帰りたいと訴える母親も、息子や娘から確たる返事がもらえないことで、自分が我慢するしかないことを悟ります。
  • 施設で不当な扱いが前提のような記事になってしまいましたが、高齢者を虐待するような施設はほんのわずかです。(残念ながら、ないわけではありません。)それでも、自宅へ帰りたいと思うのは当然だと思います。
  • 特に入居し始めの頃は、周りには知り合いもいないし、高齢になると新しい人との付き合いを敬遠する傾向があるため、自宅でそっと過ごしたいと思う高齢者が大半です。
  • 友達ができると、自宅で子供たちにうとまがられる日々よりも多少充実してくるので、帰宅願望は減少してくる方は結構おられます。
    実際には、我慢できるというのが現実かもしれませんが。
  • 最近は、プライバシー重視型の施設が基本ですので、完全個室の施設が主流ですが、個室は交流を生まず、帰宅願望が抜けにくい傾向があります。
  • 4人部屋と個室に入居されている方の認知度の進行をみても、個室の方の進行が速い傾向にあります。
  • 多少は、ストレスを感じる環境がないと、人間の脳は退化してゆくのではないかと思っています。

 

施設側の対応

  • 国が介護保険法令で事業そのものを縛って管理しているわけですから、施設運営にも当然縛りが生じます。
  • 施設側としては、この縛りの中で利益を出していかねばなりません。
  • 当然、ある一定の型にはまった対応を家族や入居者に要求せざるを得ないのが現状です。
  • 説明がうまくできない担当者や施設ほど高飛車な対応になりがちです。

 

様々な問題が立ちはだかって、家族は施設を変えることがむずかしいことを知ります。

これだけの背景があるから、一見矛盾していると思われる家族の話も、現実の声だったのです。

ところが、家族の心ひとつで、在宅介護は可能であることも事実です。

次回は、施設入所にこだわる現代の社会の真相にせまりたいと思います。

 

OTARD-KEN

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
『いいね』いただけるとありがたいです。

 

    
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