独VW不正!発覚の背景!国際クリーン交通委員会とは?

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VW

独VW(フォルクスワーゲン)の不正問題が世界的に波紋を広げています。

深まる業界への不信感は、国内の自動車メーカーにも及んでいます。

事件発覚の裏側を追ってみました。

目 次
・国際クリーン交通委員会
・調査方法
・不正に耐久性と燃費を高める
・世界でのシェア争いが裏目に
・過当な競争がすべての原因
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国際クリーン交通委員会

フォルクスワーゲンのディーゼル車の不正が発覚するきっかけとなったのは、世界各地で活動する「国際クリーン交通委員会」という環境関連のNPOの委託を受けアメリカのウエストバージニア大学が行った調査でした。

調査は2013年から去年にかけて、不正なソフトウエアの搭載が指摘されているフォルクスワーゲンの「ジェッタ」と「パサート」、

ジェッタ

ジェッタ(イメージ)

パサート

パサート(イメージ)

 

それにBMWのディーゼル車

BMW

BMWディーゼル搭載モデル(イメージ)

の3つの乗用車を対象に行われました。

 

調査方法

調査方法は、従来の排ガス試験とは異なる「高速道路や市街地、登り坂などを走行するなど」方法で、排ガスの数値を測定しました。

その結果、BMWの乗用車が、おおむね基準並みの数値だったのに対し、フォルクスワーゲンの

「ジェッタ」は窒素酸化物の排出量が基準の15倍から35倍、「パサート」は基準の5倍から20倍

だったということです。

排ガス試験の際の、フォルクスワーゲンの車の数値は基準をクリアしているのに、実際に路上を走行しているときの数値が大きく基準を超え、あまりにかけ離れた結果となったことを受けて、アメリカの環境保護局など規制当局に連絡しました。

これが今回の不正の発覚につながりました。

test

不正に耐久性と燃費を高める

自動車工学を専門とする早稲田大学大学院の大聖泰弘教授(NPO「国際クリーン交通委員会」のメンバー)は、

「フォルクスワーゲンのディーゼル車の排ガスに問題があるという指摘を受けて、実際の車で調べた結果、基準の数倍から30倍以上の窒素酸化物の濃度が検出されました。さらに調査を進めた結果、意図的にプログラムで操作しているのが実態ではないかという認識に至った」

「不正なソフトウエアを使えば排ガスの処理システムが長持ちし、燃費もよくなるので、車の耐久性と燃費を高めるねらいがあったのではないか。
また、コストをかければ排ガスの処理はできるが、フォルクスワーゲンは、比較的価格の安い中小型の車が多いので、コストが大きくなるのを嫌ったのではないか」

と指摘しました。

ECO

世界でのシェア争いが裏目に

フォルクスワーゲンは、世界での新車販売でトヨタ自動車と激しいトップ争いを繰り広げています。

グループ全体の販売台数は、去年、トヨタのグループに次いで2位でしたが、ことし6月までの上半期ではおよそ504万台とトヨタを僅かに上回り、初めてトップに立ちました。

ディーゼル車をエコカーの柱と位置づけるヨーロッパでは高いシェアを維持しつつ、世界最大の市場に成長した中国ではいち早く現地生産に乗り出し販売台数トップを続けています。

さらに、買収を通じて、高級車や商用車まで幅広いブランドを傘下に収めたことも規模拡大の原動力となりました。

その一方、今回の問題が発覚したアメリカでは、ビッグスリーと呼ばれる地元の3大メーカーや、日本メーカーなどとの激しい競争のなか、1980年代後半に現地生産から一時撤退するなど苦戦しています。

4年前にアメリカでの販売拡大を目指して現地生産を再開しましたが、グループのシェアは3%程度と伸び悩んでいて、地元のGM=ゼネラル・モーターズやフォードに次いで14%程度のシェアを持つトヨタグループとの差を縮めることができない状況が続いています。

これらの状況を打破して、北米市場のシェアを伸ばすために、

  • 低燃費クリーンディーゼル
  • 高い耐久性
  • 価格はリーズナブル

を実現したモデルを作り上げるために、このような不正に手を染めたと思われます。

UP

過当な競争がすべての原因

より多くのシェアを握り、世界一の売上高を勝ち取ることが至上命題となっていたVW問題を見るにつけ、競争が市場を動かす原動力になっていることは事実です。

しかし、勝つこと、儲けることだけがフォーカスされて、自然環境や地球全体を見渡した時、マネーゲームのような数字のやり取り中心の市場?は、弊害しか生まないのではと思えてきます。

人の精神を蝕み、水源が大気を汚し、動植物の生きる環境を破壊して、後世に何を残そうとしているのでしょうか?

お金という鎖で、全世界を征服したいと思う僅かな人々によって、今の世界の世情不安を引き起こされています。

本来、便利なお金を、このように変えてしまったのは人間の狂気以外の何ものでもありません。

「足るを知る」

それこそが豊かさの源泉にあるものだといえます。

 OTARD-KEN 

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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