大阪の体育大会!10段ピラミッド崩壊の瞬間!生徒が重症!

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この秋の体育祭で大阪・八尾市の市立大正中は、人間ピラミッドの中学校最高タイ記録「10段」にチャレンジしました。

ところが、10段のピラミッドが崩れ、1年生の男子生徒が腕の骨を折る大怪我を負います。

また、ほか生徒5人が軽いけがをしました。

負傷する生徒が出るほどの競技の背景はどうなっているのかを調べてみました。

目 次
・10段のピラミッド組体操
・腕が変な方向を向いた生徒
・練習では1回も成功していない
・10段ピラミッド崩壊映像
・全国で8500件もの事故
・学校側の生徒への思い
・叶わぬ想い
・安全性の担保
・他府県の動き
・教育現場の覚悟
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9月27日、大阪・八尾市の市立大正中の運動会で、組み体操の発表中、1年生から3年生の男子生徒157人が参加した10段のピラミッドが崩れる事故がありました。

この事故を受け、八尾市教育委員会は、これから運動会を予定している市内の学校に対し、安全対策を徹底するよう通知しました。

八尾市立大正中学校

八尾市立大正中学校

10段のピラミッド組体操

立体型の10段ピラミッドを目指して、生身の生徒が下から徐々に上に積み重なっていきます。

10段を組み立てるには、少なくとも157名の生徒が必要で、高さはおよそ7メートル、建物の3階の窓と同じぐらいの高さです。

土台の生徒にかかる最大負荷量は、一人あたり200kg前後になります。

 

演技は9段目まで比較的順調に積み上がっていました。

ところが、最後の10段目の生徒が頂点にたどり着き立ち上がろうとしたとき、ピラミッドはゆがみ始めます。

頂点の生徒はなんとか立ち上がろうとしますが、揺れが大きく立ち上がれません。

その時、10段のピラミッドは真ん中あたりから崩れ落ちました。

10dan

腕が変な方向を向いた生徒

崩壊後、生徒は外側から次々と立ち上がり、去っていきます。

そのなかで、すぐには動けない生徒が2人いました。

2人の生徒はそれぞれ、教師に両脇を抱えられるようなかたちで立ち上がり、うなだれながら、ゆっくりとその場を離れていきました。

会場には、拍手がわいていました。

 

一人の生徒は右胸から脇のあたりを左手で押さえながら、とても苦しそうな表情をしていました。

中学校によりますと、下から6段目の右端にいた1年生の男子生徒が右腕を骨折したほか5人がひじを打つなどの軽いけがをしたということです。

 

練習では1回も成功していない

参加していた生徒によりますと

「人がブワーっと落ちてきて、そのまま動けない状況。練習ではたぶん1回も成功していない。」

とのこと。

成功していなかったんだったら、惰性でやらない方がよかったのではという思いはあります。

ただ、当日まで頑張ってきた生徒たちの気持ちを思えば、決行を選択したのかもしれません。

先生も、生徒たちにどうするか意思の確認はしていたと思うのです。

しかし、せっかくの体育祭で事故が起きてしまって、とても残念です。

10段ピラミッドの崩壊映像

 

全国で8500件もの事故

実はこの競技は、全国でも事故が多い競技として対策の対象になっていました。

負傷事故は、小中高で年間8561件(2013年度)起きています。

負傷部位は、他の競技種目と比べて、頭部や体幹部(とくに頸部と腰部)といった、身体の中心部分・重要部分が多く問題視されていました。

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学校側の生徒への思い

体育祭は、学校にとっては一大イベントです。

生徒たちが練習などに積極的に参加できるように、「人間ピラミッドの中学校最高タイ記録」に挑もうと企画した気持ちもわかります。

私どもの校区でも、父兄には、事前に協議の説明などもされているようです。

反対が多い場合は、取りやめていたと思います。

学校と父兄の心の絆が、今でも生きていると実感させられる場面でもあります。

 

叶わぬ想い

練習の時点では、完成こそできなかったものの、大きな事故や怪我人が出るようなことはなかったのでしょう。

本番では生徒たちは頑張るだろうと判断できるぐらいまで、完成していたのだと思われます。

それでも、学校としては万全を期したいと思ったのでしょう。

中学校の校長は

「ピラミッドのまわりに教員を11人配置するなど安全に配慮していたつもりだが事故が起きてしまい子どもたちに申し訳ない。今後、運動会での組み体操をどうするか検討したい」

と話しています。

しかし、本番に至って、いつもなら辛抱できなくて崩れてしまう子供たちが、ギリギリまで頑張ったことで、崩壊時の体勢に歪が出てしまったのだと思われます。

怪我をした生徒もそうですが、指導してきた教員の方々は、心の傷が残ると思います。

それでも、取り組もうとしたその姿勢に敬意を表したいと思います。

そして、怪我をした生徒さんには、一日も早い回復を願い、お見舞いを申し上げます。

紅茶セット

安全性の担保

八尾市教育委員会によりますと、市内の中学校の運動会はすでに終わっていますが、
小学校ではこれから運動会を行う学校も多いということです。

そこで、小学校に対し、組み体操の安全対策を徹底するよう、30日付けで通知しました。

市の教育委員会では今後、市内の学校での組み体操の実施状況を把握したうえで今後の指導のあり方について検討していくことにしているようです。

組体操は、学習指導要領に記載がない種目ではありますが、平成25年度に全国の小・中学校や高校であわせて8500件以上の事故が起きていることを重く見て、大阪市教育委員会が「ピラミッド」の段数を5段までに制限する方針を決めるなど、組み体操のあり方を見直す動きが出ています。

橋下徹大阪市長は9月3日の定例会見で、

「これまで先生たちが一生懸命努力してきたことは全部否定はしないけれども、実際に事故が多い、多発しているということがあるので、どこかで制限かけなきゃいけない。
ああいうかたちで(高さに)制限をかけるといのは賛成です」

と評価しています。

橋本市長

他府県の動き

  • 愛知県の長久手市教育委員会は2015年3月、「人間ピラミッドの高層化は行わず、4段までにする」と上限を設けました。
  • 大阪市教育委員会も「ピラミッドは高さ5段まで、タワーは3段まで」と上限を定めました。
  • 滋賀県の彦根市教育委員会は、安全に組体操を指導するためのガイドラインを定めました。
    ガイドラインは小・中学校向けで、3段以上の「ピラミッド」や「タワー」に挑戦する際には前後に2人以上の教師を配置することや、組体操が成功するまでマットで練習すること、運動会の2日前までに成功しない場合には難易度を下げることなどを明記しています。
    そのうえで、3段以上の難易度が高い技については、具体的な安全対策を計画書で示すよう求めまています。
  • 京都府の京田辺市立三山木小学校は、
    「安全を最優先し、児童の実態に応じて技を工夫したり、高さ制限(児童2人分程の高さまで)を行ったりしたうえで、組体操を実施することといたしました」
    と、9月1日付のブログで報告しています。

教育委員会案

教育現場の覚悟

賛否両論あると思いますが、他の学校が取り組んでいことと同等のことにチャレンジするかしないかで、生徒達の体育祭への取り組む姿勢は格段に違ってくると思います。

現代の教育の現場の難しさを映し出しています。

市長自らが規制を発布公報することで、一定の方向性は保たれましたが、次年度からの目玉演技を何にするかで、教員の方々はイチから知恵を絞ることにまります。

ダメというにも覚悟・チャレンジするにも覚悟』が要ります。

先生方に『応援のエール』を送りたいと思います。

 OTARD-KEN 

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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