中国で日本人拘束!拘束の詳細は?中国の反スパイ法の実態!

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反スパイ法

先月30日に、中国当局から発表された、日本人の拘束について、2人の日本人の逮捕容疑が漏れ伝えられています。

また、案内をしていた韓国系の中国人も同じく拘束された模様です。

中国が外国人に神経をとがらせ施行した「反スパイ法」の実態に触れてみます。

目 次
・どういう状況で逮捕されたのか?(神奈川県の男性)
・中国で何をしていたのか?(神奈川県の男性)
・どういう状況で逮捕されたのか?(愛知県の男性)
・中国で何をしていたのか?(愛知県の男性)
・浙江省温州市平陽県沖の南麂(ナンキ)列島にある軍事施設とは?
・中国で何をしていたのか?(北海道の男性)
・刑期は何年くらいか?
・外国人監視立法続々(反スパイ法)
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どういう状況で逮捕されたのか?(神奈川県の男性)

  • 現地の道案内などを含め「中国朝鮮族の男性」を雇っていました。
  • 案内人の存在を中国当局は把握し、
    「極めて高い関心に基づく情報収集」
    と拡大解釈し、スパイと決めつけ逮捕した可能性が高いです。
  • 男性が逮捕された「遼寧省丹東市」は、北朝鮮の国内情報に接する機会が多いとされていて、男性は、脱北者支援目的で情報を収集しようとしていたと思われます。
  • 男性は5月中旬からホテルで約4カ月軟禁され、9月15日の送検後、拘置所に移送されました。
  • 日本政府は男性に接見したり中国側と接触したりして情報を収集、分析していますが、現時点では起訴される公算が大きいとみているようです。
  • 同行していた中国朝鮮族の男性も一緒に拘束。

kita

中国で何をしていたのか?(神奈川県の男性)

  • 在日朝鮮人の父と日本人の母を持ち、幼少時の1960年代に北朝鮮に渡る。
  • 北朝鮮東部の町で、軍の宣伝部隊の幹部を務めるなど比較的恵まれた生活を送った。
  • 父が金日成(キム・イルソン)主席の記念事業に絡み事故死し「労働英雄」として顕彰された。
  • 200万人以上が餓死したとされる90年代後半には一転、食べる物にも事欠き、「死ぬまでには日本に帰りたい」との母親が願いもあって、民間団体の支援で脱北。
  • 2000年代初頭に神奈川で暮らし始め、日本国籍を得る。
  • 当初は日本語をほとんど話せず、苦学の末、サービス業で自活できるまでになる。
  • 知人らの印象は「真面目でスマート」・周囲の支援に感謝する姿も。
  • 北朝鮮に残る妹らを心配し、数年前から中朝国境都市を行き来するようになる。
  • 北朝鮮事情に詳しいことからメディア関係者らに情報提供をすることもあった。
  • 日本での友人も限られるなか、

    「提供した情報を喜んでもらえることにやりがいを感じていたのではないか」(知人)。

  • 中朝国境周辺では、キリスト教の布教をしていたカナダ人夫が「軍事機密窃取」容疑で拘束され、男性は国境地域でジャーナリストらを案内する際も「怖い」と漏らし、慎重すぎるほど身辺には気を使っていた。それでも中国の公安当局にマークされていたという。
  • 5月に拘束され、9月15日に身柄を検察当局に送られたとされる。

周囲には

「日本人も北朝鮮人も同じ人間。本当の北朝鮮の人々の姿を知ってほしい」

と語っていたといいます。

紅茶セット

どういう状況で逮捕されたのか?(愛知県の男性)

  • 元公安職員で、中国を中心に海外情報に長く携わっていました。
  • 職後数年以上たち、現在は同県内の調査・人材派遣会社に勤務。
  • 中国は外国の元公務員に対する防諜意識が高い。
  • 実際の活動内容より職歴からターゲットにした可能性があります。

 

中国で何をしていたのか?(愛知県の男性)

浙江省平陽県で5月に拘束されたという愛知県の50代男性は、

  • 同県の中国人経営の調査・人材派遣会社に勤め、浙江省を頻繁に行き来していました。
  • 付近では昨年から空軍施設の建設が始まったほか、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺を巡回する海警局の基地建設も予定されています。
  • 浙江省温州市平陽県沖の南キ列島にある軍事施設周辺で大量の写真を撮影していたことが判明。
  • 地元当局者によると、男性は中国人とみられる通訳を連れ、記念撮影のレベルを超えた「大量」の写真を撮影していたことから、拘束されたという。
  • 日本の公安調査庁なども情報提供を依頼していたとの情報もあります。
  • 「男性は軍事愛好者らしい」との証言もあるようです。

中国共産党関係者は「軍事管理区域などに侵入か、施設を撮影したことが『スパイ行為』に認定された可能性がある」と指摘しています。

今年1月には、軍事施設の写真を海外の雑誌に提供した遼寧省の中国人男性が懲役8年の判決を受けた例があります。

 

浙江省温州市平陽県沖の南麂(ナンキ)列島にある軍事施設とは?

  • 軍事施設は約300キロ離れた沖縄県・尖閣諸島の周辺海域を所管しているとされ、中国当局が日本人の行動に極度に神経をとがらせているエリアです。南キ空港
  • 同列島はリゾート地で海外客も上陸が可能ですが、島の一角には日本の自衛隊、海上保安庁の活動を監視するレーダー施設などがあるとみられ、施設周辺は立ち入りが厳しく制限されています。南キ空港
  • 中国軍幹部は国内メディアに対し、「戦略的意義のある数か所の島嶼とうしょの一つ」として、南麂同列島に軍事基地があることを認めています。南キ空港
  • この基地建設は、日米との有事を想定して危機対応能力を高めると同時に、東シナ海上空に設定した防空識別圏の監視を強化する狙いがあります。南キ空港
  • 南麂列島は自衛隊や米軍の基地がある沖縄本島よりも尖閣に約100キロ近く、尖閣防衛に向けた日米安全保障戦略に影響を与えている問題の島です。
    南キ空港

    南キ島の軍用ヘリポート

 

中国で何をしていたのか?(北海道の男性)

  • 6月に北京で拘束されたという東京の60代男性は、過去に航空会社に勤務し、定年後に北海道で牧場経営に携わりながら日中間の人材派遣の公益団体を立ち上げました。
  • 日中の政財界にも人脈を持ち、党機関紙の人民日報に取り上げられたこともあるようです。
  • いわゆる「日中友好人士」の一人に数えられる人物です。
  • 関係者は

    「中国社会に深く入りすぎて党内の権力闘争に巻き込まれたのかもしれない」

    と話しています。

  • この男性は拘束され取り調べを受けているものの、逮捕には至っていないといい、釈放される可能性もあと報じられています。

刑期は何年くらいか?

  • 「国家と人民の利益に深刻な被害をもたらした」と認定されれば死刑。
  • 「スパイ罪」なら懲役10年以上
  • 「国家機密探知罪」なら、懲役3年以上10年以下
  • 刑務所内での労働などに参加すれば、1~2割の刑期短縮も

 

外国人監視立法続々(反スパイ法)

kanshi

  • 中国当局による日本人の身柄拘束で適用された「反スパイ法」は、海外スパイの摘発を目的に昨年11月に施行されました。
  • 外国人らの監視や捜査にあたる国家安全省に盗聴や裁判所の令状なしでの家宅捜索など、極めて強い権限を与える一方、捜査対象者には供述を拒むことを禁じる内容です。
  • 中国国内では、外国政府や台湾当局による情報活動を禁じるため、刑法のスパイ罪に加え、特別法でスパイ行為の摘発を定めてきました。
  • これまでは1993年2月施行の「国家安全法」(旧法)が摘発の根拠法だったが、昨年11月に新法として「反スパイ法」(新法)が施行された。
  • 新法、旧法ともに、スパイ摘発を主管する国家安全省に対して、
    • 盗聴などの「技術偵察措置」を容認
    • 身分証明を提示するだけで家宅捜索や証拠の押収
    • 捜査に必要な施設のが収用ができます。
  • 摘発対象となるスパイ活動の定義について、
    • 旧法が定義した「政府の転覆、国家の分裂、社会主義制度の破壊を図る陰謀」などは削除され、
    • 新法では「中華人民共和国の国家安全に危害を加える活動」(38条)に統一されました。
      スパイ行為の認定について、治安当局に幅広い解釈が認められました。
  • 新法に違反した外国人らに対しては国外追放」の措置とともに、「刑事責任を追及する」と規定されている。
  • 刑法のスパイ罪で逮捕、起訴された場合は、無期懲役までの量刑が規定されているほか、最悪の場合は特別規定で死刑の適用もあり得ます。
  • 今年7月には、国家転覆などの策謀防止や国家主権の維持について、サイバー空間にまで踏み込んで規定した、新たな「国家安全法」が施行されました。
  • さらに習政権は、「反テロ法案」「海外非政府組織(NGO)管理法案」などの治安、団体規制に関する法令を準備中です。
    海外NGO管理法案には、中国で活動する欧米系の福祉団体などが「活動の存続にかかわる」として強く反発しています。

【参照・出典】
http://www.sankei.com/
http://blog.goo.ne.jp/sekiseikai_2007/e/ac19d4bb42b6c66587d52a9a1658b5af
https://www.google.co.jp/maps/

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OTARD-KEN

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