ノーベル賞受賞!大村智・北里大学名誉教授!抗生物質に尽力!

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ノーベル賞

ノーベル医学・生理学賞

北里大学特別名誉教授の大村智氏が受賞されました。

ノーベル賞の受賞は、日本人では23人目。

医学・生理学賞を受賞するのは、日本人で3人目です。

 

目 次
・プロフィール
・受賞賞
・大村智北里大学名誉教授の研究内容は?
・馬回虫のイベルメクチン耐性
・世界で使われる化合物を発見
・抗寄生虫薬イベルメクチン
・新規抗がん剤
・大村博士のイベルメクチン発見を讃えて
・大村氏のもたらすロイヤリティー250億円
・美術分野などにも貢献
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プロフィール

大村智・北里大学特別名誉教授

大村智・北里大学特別名誉教授

大村 智(おおむら・さとし)

  • 1935年7月12日、山梨県韮崎市生まれ。
  • 山梨大を卒業後、都立墨田工業高で5年間教師を務めた。
  • 東京理科大大学院修士課程を経て、
  • 1963年に山梨大助手。
  • 東京大で薬学博士を取得
  • 東京理科大で理学博士を取得
  • 1975年に北里大教授
  • 2001年に北里生命科学研究所長
  • 2007年に名誉教授
  • 2013年に北里大特別栄誉教授

受賞賞

  • 1989年上原賞
  • 1997年コッホ・ゴールドメダル
  • 文化功労者に選ばれる
  • 1914年カナダ・ガードナー賞の国際保健賞など受賞

 

大村智北里大学名誉教授の研究内容は?

大村さんは、これまで微生物由来の有機化合物を多数発見し、薬学研究の分野で優れた業績を上げました。

大村氏は、熱帯の風土病の研究をしており、寄生虫によって引き起こされるオンコセルカ症やフィラリアなどの発生を劇的に抑えることができる「イベルメクチン」のもととなる「エバーメクチン」など、数々の抗生物質を発見しました。

エバーメクチンは、線虫などの神経系をまひさせる一方、哺乳類の神経系には影響しない特性があることが分かりました。

エバーメクチンを基に、さらに効果を強めた「イベルメクチン」は家畜の抗寄生虫薬として世界的なベストセラーとなります。

さらに、失明につながるオンコセルカ症リンパ系フィラリア症(象皮症)など、熱帯域にまん延する寄生虫病にも効果があることが判明。

世界保健機関(WHO)はメルク社の協力を得て、アフリカなど寄生虫病に苦しむ地域にイベルメクチンを配布するプログラムを開始。

  • (無償提供)メルク社によると、2012年までに延べ10億人以上にイベルメクチンが無償提供されました。
  • (オンコセルカ症)WHOによると、西アフリカでは02年までに少なくとも4000万人の失明につながるオンコセルカ症の感染を予防しました。
    オンコセルカ症

    オンコセルカ症

  • (象皮症)象皮症でも00年から対象となる53カ国でイベルメクチンなどの集団投与が進められており、20年までの制圧も視野に入ってきています。
    象皮病

    象皮病

大村氏によると、

「家畜の抗寄生虫薬で十分稼いだから、困っている人に無償で配ろいうということになりまして、母が言っていた、人のためになることを考えなさいが、実現できました。」

と、無償で配布された経緯をお話しいただいています。

 

こうした業績が高く評価され、2012年には文化功労者に選ばれ、2014年にはガードナー国際賞を受賞しています。

イベルメクチン

イベルメクチン

 

大村氏のもたらすロイヤリティー250億円

大村智さんは米製薬大手、メルクとの共同研究を通じ家畜の寄生虫を駆除する抗生物質を実用化し、イベルメクチンと名付けられた薬は世界的なベストセラーとなり、北里研究所に約250億円ものロイヤルティー収入をもたらしました。
おそらく知的財産で最も多額の資金を稼いだ日本の科学者でしょう。

 

馬回虫のイベルメクチン耐性

しかし、大村氏が発見してくださった抗生物質も、使い方を誤ると、耐性がすすんで、さらに強い薬の開発投与を繰り返さないといけない状況に陥ります。

研究開発された方々の努力に報いるように、薬の使い方には細心の注意をはらいたいものです。

馬回虫が最近はイベルメクチン(エクイバラン、エラクエル、などの駆虫薬の成分)に耐性を示すようになっている。
イベルメクチンを多用してきた牧場ほど馬回虫のイベルメクチン耐性は進んでいるようだ。

馬回虫

馬回虫

紅茶セット

以下、wikiより編集。

45年余に亘り独創的な探索系を構築し微生物の生産する有用な天然有機化合物の探索研究を続け、これまでに類のない450種を超える新規化合物を発見しました。

一方、それらに関する基礎から応用にわたる幅広い分野の研究を推進しました。

  • 遺伝子操作による初めての新規化合物の創製
  • マクロライドを中心とした一連の生物有機化学的研究と有用化合物の創製
  • 工業的にも重要な抗寄生虫抗生物質イベルメクチン生産菌の遺伝子解析

など、いずれも世界に先駆けた研究であり、新しい研究領域を切り開いてきました。

 

世界で使われる化合物を発見

大村博士が発見した化合物のうち25種が

  • 医薬
  • 動物薬
  • 農薬
  • 生命現象を解明するための研究用試薬

として世界中で使われており、人類の健康と福祉の向上に寄与しています。

 

抗寄生虫薬イベルメクチン(再掲)

加えて100を超える化合物が有機合成化学のターゲットとなり、医学、生物学、化学をはじめ生命科学の広い分野の発展に多大な貢献をしています。

その中の抗寄生虫薬イベルメクチンは、

熱帯地方の風土病オンコセルカ症(河川盲目症)およびリンパ系フィラリア症

に極めて優れた効果を示し、中南米およびアフリカにおいて毎年約2億人余りの人々に投与され、これら感染症の撲滅に貢献している。

さらにイベルメクチンは、これまで治療薬のなかった疥癬症および沖縄地方や東南アジアの風土病である糞線虫症(世界中で年間3億人以上の人々が感染していた)の治療薬としても威力を発揮しています。

 

その他、生命現象の解明に多大な寄与をしている

  • プロテインキナーゼの特異的阻害剤スタウロスポリン
  • プロテアソーム阻害剤ラクタシスチン
  • 脂肪酸生合成阻害剤セルレニン

などを発見しました。

 

新規抗がん剤

また、同博士が発見した特異な構造と生物活性を有する化合物は、創薬研究のリード化合物としても注目されており、新規抗がん剤などが創製されています。

 

大村博士のイベルメクチン発見を讃えて

北里大学北里研究所の建物の前の像は大村博士のイベルメクチン発見を讃えてブルキナファソ(アフリカ)の彫刻家が制作したものです。

ブルキナファソ

大村博士のイベルメクチン発見を讃えてブルキナファソの彫刻家が制作した銅像

 

美術分野などにも貢献

同博士は美術にも造詣が深く、女子美術大学の名誉理事長も務めています。

2007年には私費を投じて故郷である山梨県韮崎市に韮崎大村美術館を建設し、
1800点を超える蒐集作品と共に韮崎市に寄贈、初代館長を務めています。

また、山梨県の科学技術の振興を目指して(社)山梨科学アカデミーを創設し、
現在名誉会長を務めている。

【参照・出典】
http://blog.goo.ne.jp/equinedoc/e/627864124a8ab1fa4ef0de3816e5e1ad
https://ja.wikipedia.org/wiki/
http://www.nikkei.com/

 OTARD-KEN 

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