アリさんマーク引越社!ユニオンvs副社長!Vシネ様恫喝!

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「アリさんマーク」で知られる引越社のグループ会社「引越社関東」が労働問題に揺れています。

残業代不払いのほか、「追い出し部屋」の存在が明らかになり訴訟に発展しました。

入社時に身元保証人までとって社員を酷使する「アリさん」ならぬ「アリ地獄」と揶揄される引っ越し会社に迫ります。

目 次
・街宣車と恫喝
・残業代未払いと弁償金請求が横行
・なにが起きているのか(意見陳述書)
・ブラック企業の実態か?
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街宣車と恫喝

個人で加盟する労働組合プレカリアートユニオンが、同社前に街宣車を派遣し、抗議活動を行いました。

(街宣車)「私たちの組合員は今日から復職しています」
(男性達)会社ビルから男性数人が出てきて「うるさいがな。うちら仕事してるんですよ」
その後、怒声が飛び交う
(副社長?)抗議隊に足を踏まれたと激怒し恫喝。
「人の足踏んどいて何ぬかしとんだワレェ!謝ったら何してもええんか?」
「何をぬかしとんやコラァ!」
(派遣ユニオン書記長)「あなたたちの話し方は尋常ではない。まるで脅かしているようだ」
(副社長)「何が尋常じゃないねん! 言うてみコラァ!」
社内に「北朝鮮人は帰れ!」「過激派は去れ!」と張り紙

 

残業代未払いと弁償金請求が横行

  • 今回訴えを起こした男性は組合加盟をきっかけに、今年6月に営業職から「シュレッダー係」に異動。
  • この命令を無効とする地位確認訴訟を7月に起こしたところ、「会社の名誉を害して、信用を傷付け、莫大な損害を与えた」として懲戒処分となりました。
  • その際、男性の懲戒解雇を告知する「罪状」と書かれた紙が社内に貼られたという。
  • 会社はその後解雇を撤回し、男性は10月1日から復職したが、役職は依然として一日中立ちっぱなしのシュレッダー係のまま。
  • 会社から謝罪もなく「罪状」も貼られたままだった。
  • シュレッダー近くの壁には「北朝鮮人は帰れ!」「過激派の流れを汲むような怖い人は去れ!」という紙が貼られ、その上に男性の顔写真、氏名、年齢が書かれた紙が貼り付けられていました。

アリさん

紅茶セット

なにが起きているのか(意見陳述書)

意見陳述書
平成27年9月30日
東京地方裁判所民事第36部F係 御中
原告

第1 入社の経緯
私は、被告、株式会社引越社関東に、2011年1月4日に入社しました。引越業界が未経験だった私には、「自分の努力次第で、管理職にもなれる」といううたい文句が魅力的でした。
入社にあたり、当時の世田谷支店の支店長から、「土地を持っている保証人が必要だ」と言われました。面接後、詳しい説明もないまま、「決まりだから」として、十数種類に及ぶ書類にとにかくサインをするように言われ、書類は全てその場で回収され、一切写しはもらえませんでした。

第2 入社してから営業専任職として働いていた頃までの労務実態
世田谷支店に配属後、一ヶ月間は運転をしないアルバイトと同じような立場で助手として働き、身体中がアザだらけになりながらも引越し作業を行っていました。
その後、一年間はセールスドライバーとしてトラックの運転にも従事し、2トン車、3トン車、4トン車を運転する社内試験にも合格し、大型トラックの運転を任されるようになりました。
入社一年半後には、支店のドライバーたちをまとめる整備長となり、当時世田谷支店は関東グループで1位を獲得しました。
しかし、この頃は、毎朝7時に出勤し、休憩も取れないまま、1日に2回から3回の引越しをこなし、支店に戻った後も、引越作業の片付けや明日の引越準備を行っていました。支店長からは、支店に戻ったら直ぐにタイムカードを打つよう指示されており、残業代は支払われませんでした。2トン車を運転するようになってからは、営業の仕事も並行して行っており、夜の9時、10時まで、1日12時間以上働くことが当たり前でした。

第3 配車事務として働いていた頃の労務実態
その後、営業専任を経て、支店の管理職である配車事務に就きました。支店長に次ぐ管理職の立場となり、ドライバーたちを指導しました。
しかし、支店管理職は、朝6時半までに出社し、鍵を開けなければならず、また、夜はドライバーたちが全員帰宅した後、鍵を閉めてからでないと、退社できませんでした。
求人広告には月10日の休日があると書かれていましたが、実際は、月2~3日しか休めないこともあり、労働時間が月393時間以上に及んだこともありました。それでも、残業代は支払われませんでした。帰宅後は、食事中に気を失うように眠ってしまい、夜中に妻から起こされることがしばしばありました。また、タイムカード上は、終業から翌日の始業まで8時間の休息時間を確保しているように偽装していましたが、実際は、全く守られていませんでした。

第4 長時間労働による生活の崩壊
入社してからの約3年、あまりの長時間労働のために新婚生活もまともに送れませんでした。そのため、妻を精神的に追い詰めてしまい、離婚の危機に直面しました。労働環境を変えるため、2014年、羽田支店に異動となり本部付けの営業専任となりました。その結果、関東で5位以内を2度、さらに、太田支店に合併後の12月には関東全社で1位を取ることが出来ました。
しかしながら、このときも、残業代は支払われていませんでした。

第5 被告の弁償金制度の仕組みと労働組合加入までの経緯
被告では、本来、引越事業を営んでいる会社が負うべき経営上のリスクを従業員に負わせています。仕事中の荷物破損や車両事故の弁償代を従業員の給与から天引きしたり、高額の借金として負わせるという弁償システムが横行しています。長時間労働のせいで、注意力が落ち、事故を起こしてしまうと、弁償金返済のために給与が減り、無理をして長時間労働に追いやられるという悪循環に陥っています。これを被告従業員は、「アリ地獄」と呼んでいます。
退職してからも弁償金を返還している元従業員が数多くいます。返還が滞ると、保証人に支払い督促がいくため、家族や親戚に迷惑をかけたくないからとやむを得ず払い続けています。
私は、八王子支店に営業専任として勤務中の2015年1月12日に、営業車を運転中、車両事故を起こしてしまいました。当時、自宅からの直行・直帰が認められていましたが、それは、営業が終わった頃には支店が閉まっているためです。直行・直帰できていても、月の労働時間は300時間近かったと思います。
この事故について、被告から、「お前が起こした事故だ。誰が悪いんだ。」と責められ、「損害額がいくらになるか分からないが、とりあえず48万円払え。」と命じられました。そして、実態のない社員会である「引越社友の会」から、48万を借金させられ、その48万円を被告に支払い、毎月の給与から1万円ずつ天引きされるようになりました。
このような被告の労働条件に疑問を持っていた妻が、『週刊ポスト』の2015年2月20日号で、被告の弁償金制度の実態に関する記事を目にしました。私が陥っている「アリ地獄」そのままの状況が報告されていました。
記事に掲載されていた労働組合のプレカリアートユニオンに相談すると、弁償金は払う必要がないものだと教えられました。長時間労働で生かさず殺さず、ものを考えないように管理されていた私の思考が、動き出した瞬間でした。
2015年3月3日に、ユニオンに加入して被告に通告し、同じように苦しんでいる従業員の労働環境を良くしたいという思いで、立ち上がる決心をしました。

第6 団体交渉の申し入れ後、二度の不当な配転命令を受けたこと
ユニオンに加入後、被告に対し、過去の未払い賃金の請求や弁償金の返還、荷物破損・車両事故の弁償金制度の廃止などを求め、団体交渉を申し入れました。
すると、営業職から本部勤務のアポイント部へ配転させられ、給与は半減しました。被告は、これで私が退職すると思っていたのではないでしょうか。
しかし、私はアポイント部でも頑張り、1時間当たりのアポ獲得件数は部内で2位の成績を上げました。
しかし、体調を崩して遅刻をした次の出勤日に、シュレッダー係へと配転させられました。シュレッダー作業のみを行う係りです。さらに、正社員の中で、私だけに見せしめのようにオレンジ色の長袖シャツを着るよう命じられました。

アリさん

第7 本訴訟提起後、懲戒解雇され、罪状なる書面を拡散されたこと
この不当な配転に対し、配転無効の確認を求めて、2015年7月31日に提訴しました。
すると、8月11日の朝礼で、人事部係長から突然、前に来るよう呼び出されました。80人もの従業員の前で、懲戒解雇通知書を読み上げらました。「会社の名誉を害し、信用を傷付け、会社に莫大な損害を与えた、この行為は就業規則に抵触する」と言われました。その通知書は渡してもらえませんでした。
その後、別室で被告の中村本部長から、「会社に訴状を送りつけてきた」などと言われたので、提訴したことへの意趣返しだと思いました。
その後、被告が主張する解雇理由を「罪状」などと記載し、私の氏名と顔写真入りで懲戒解雇したことを知らせる紙を被告の全支店、さらにグループ会社の全支店にも貼り出されました。そこには、「懲戒解雇されたら、一生を棒にふることになりますよ。」と脅すようなことが書かれています。同じものが、社内報にも掲載され、全社員の自宅に届けられました。

アリさん

第8 最後に
被告は、従業員が労働法の知識を身につけ、当たり前の要求をすることを極端に恐れています。だからこそ、ユニオンに加入して、交渉を申し入れた私に嫌がらせをして、他の従業員が加入しないように、萎縮させているのです。
懲戒解雇無効の仮処分を申し立てたところ、被告は懲戒解雇を撤回し、10月1日から復職するよう通知が届きました。明日から私は、復職します。
しかし、シュレッダー係りとしての復職を命じてきたのです。営業専任として好成績を挙げていたにも関わらず、2回の不当配転をされ、給与も半減したままでは、生活もままなりません。
http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/

 プレカリアートユニオンは、アリさんマークの引越社(引越社関東)に対し、差別煽動表現を行ったこと、Aさんの名誉を毀損し、就労環境を悪化させたことを釈明、謝罪することなどを要求し、2015年10月7日(水)正午までに回答するよう求めています。

 

ブラック企業の実態か?

本当なのかと、我が目を疑う内容です。

ブラック企業という言葉に違和感を感じていましたが、本当に、このような会社が存在するのであれば、働く人の生活の向上は殆どの望めそうにないですね。

やめるにしても、保証人の方に、どんなことを請求してくるかわからないとなれば、やめるわけにもいかず、精神的にも追い込まれてしまいますね。

実際に、会社の運営がギリギリでしたら、自分が頑張ることで会社が持ち直すかもしれないと思えるのですが、誰かが儲けて懐を肥やしていたりするようでしたら、許せません。

非上場ですから、わかりません。

ただ、このぐらい酷な方法を使わないと、会社として利益を出して生き残ることは難しいということも現実ではあります。

社会保険を含む人件費などの固定費は高く、残業代が上乗せになれば、予定外支出で経営を圧迫します。

また、車両などを破損されても、保険代やレンタカー代もばかになりません。

自分で事業をしていたら自分で負担しなければならないお金ですので、分割でもいいと言ってもらえるといえばありがたいことなのかもしれません。

しかし、契約の時にそのように伝えておくべきで、後から、保証人に迷惑がどんな状況でかかるのかを知らしめるというのは、少々卑怯な感は否めません。

お金や契約で人を縛るような運営は、善処していただきたいと思います。

 

「引越社の恫喝動画」とブラック企業狩りの真相

日経さんが、こんな記事を書いています。

物事は、両面から見てみないと判断が難しいですね

 OTARD-KEN 

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