
ラグビーのワールドカップイングランド大会予選の最終日(11日)、日本は、アメリカ戦に28対18で勝って通算成績を3勝1敗として大会を終えました。
日本はここまで2勝1敗の3位で、南アフリカとスコットランドが先に4試合を終えて準々決勝進出を決めたため、日本は1次リーグ敗退が決まっています。
そんな中での最終戦、選手たちはどのように奮闘したのでしょうか?
目 次 |
・11日のアメリカ戦 ・日本、初の3勝 ・五郎丸の得点 全選手中2位 ・ヘッドコーチ「エディー・ジョーンズ」 ・キャプテン「リーチ・マイケル」 ・プレースキック「五郎丸歩」 |
11日のアメリカ戦
最終のアメリカ戦は、グロスターのスタジアムで行われたました。
前半
- アメリカがペナルティーゴールで3点を先制。
- 7分、ウイングの松島幸太朗選手のトライで逆転します。
- トライを奪われアメリカが再びリード。
- 28分、初出場の大学生、藤田慶和選手がフォワードのモールに加わってトライ。14対8とリードを奪還。
- 五郎丸歩選手のペナルティーゴールを加えて17対8とリード。
前半を折り返しました。
後半
- 日本とアメリカがペナルティーゴールで3点ずつ。
- 22分、日本は相手ゴール前のラインアウトからモールを組み、
途中出場のアマナキ・レレイ・マフィ選手がトライを決めて25対11とリードを広げる。 - アメリカにトライとゴールを返されて7点差まで詰め寄られる。
- 試合終了間際に五郎丸選手のペナルティーゴールで28対18と突き放し、このまま逃げきる。
日本、初の3勝
勝った日本は通算成績を3勝1敗とし、勝ち点「12」でグループ3位で大会を終えました。
日本が1次リーグで3勝を挙げたのは初めてです。
これまで8回のワールドカップで3勝を挙げたチームが1次リーグ敗退となるのは日本が初めてです。
五郎丸の得点 全選手中2位
今大会の1次リーグで、日本の「五郎丸歩」選手の得点が全選手中、2位となりました。
- 初戦の南アフリカ戦で1つのトライを挙げ、さらにトライ後のゴールとペナルティーゴールを合わせて24点をマーク。
- スコットランド戦で5点。
- サモア戦で16点。
- アメリカ戦では3本のペナルティーゴールと2本のゴールキックを決めて13点を挙げました。
五郎丸選手の1次リーグ4試合での合計得点は58点となり、出場した20チームの全選手の中で2位です。
1位はスコットランドのグレイグ・レイドロウ選手で60点でした。
ヘッドコーチ「エディー・ジョーンズ」
試合後、エディー・ジョーンズヘッドコーチは「疲れました」と日本語でひと言、感想を述べ、
「選手たちがすばらしかった。アメリカの攻めをしっかり防いでくれた。チームは成長した」
と今大会3勝目を挙げた選手たちをたたえました。
そして
「強くなかった日本が3勝をすることができた。
すばらしい努力の成果だ。
選手たちのプレーの質もよかった。
日本では多くの人が試合を見て、子どもたちにラグビーをさせたいと思うでしょう。
新しいファン、新しいヒーローがきっと生まれてくる。
選手たちが日本のラグビーのイメージを変えてくれた。」
と今大会、日本の選手たちが果たした成果を強調していました。
キャプテン「リーチ・マイケル」
試合後の記者会見で前日に1次リーグ敗退が決まってから試合までにどう気持ちを切り替えたのかを聞かれ、
「ミーティングで話したのは、自分たちのプライドを見せようということ。
世界に対して、日本がどれだけすごいかを見せよう。
日本のファンにラグビーのすばらしさを見せようとチーム内で話しをした。」
と説明しました。
3勝を挙げたことについては
「勝ててよかった。
ベスト8は届かなかったが1つ1つの目標は達成できた。
これを2019年の大会にどうつなげていくかだと思う」
と振り返っていました。
プレースキック「五郎丸歩」
正確なプレースキックで日本の得点源となった五郎丸歩選手は
「ベスト8に行けたら最高でしたが、自分たちが目指してきたチームが形になって出しきりました悔いはないです。」
「初戦の南アフリカ戦の前は緊張していましたが、勝って、そのあとの試合は、自分はとても楽しめました。
2019年の日本での大会につなげると頑張ってきたことが結果に出せてよかった」
と話していました。
OTARD-KEN
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