「マイナンバー」システム!収賄容疑!厚労省室長補佐逮捕!

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脱税

「税と社会保障の共通番号(マイナンバー)制度」導入に絡むシステム契約を受注できるよう便宜を図った見返りに、現金を受け取ったとして、収賄容疑で、厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐、中安一幸容疑者が逮捕されました。

マイナンバー制度は23年6月に民主党政権が「社会保障・税番号大綱」を決定し、25年5月、マイナンバー法が成立、今年9月には預金口座への適用などマイナンバーの活用方法をより詳細に定めた改正マイナンバー法が成立し、来年1月から運用が始まります。

目 次
・IT関連業者に便宜
・厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐
・ノンキャリアながら「異能の官僚」
・省内での別の顔
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IT関連業者に便宜

中安容疑者は平成23年秋、マイナンバー制度の導入に絡むシステムの契約を受注できるようIT関連業者に便宜を図った見返りとして、現金約100万円を受け取った疑いが持たれています。

 

中安一幸(厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐)

中安一幸

(中安一幸)厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐 2015.10

中安容疑者は3年に厚生省(当時)に入省し、医療・社会保障分野の情報化を推進。

マイナンバー関連のシステム構築にも関与し、24年からは厚労省の情報政策を統括する情報政策担当参事官室に所属しています。

中安容疑者は日本医療情報学会に所属しており、国立大客員准教授も務めるなど、医療関係者やIT業者にも幅広い人脈を持っています。

捜査2課は、中安容疑者が情報政策に影響力がある立場を悪用して業者側に便宜を図ったとみています。

マイナンバーの導入には、政府側、民間側ともに大規模な情報システムの改築や、新規システムの立ち上げが必要とされる。1兆円規模の市場になるとの見方もあり、IT関連業者による受注合戦が繰り広げられています。

 

ノンキャリアながら「異能の官僚」

中安容疑者は高校卒業後の平成3年、国立病院の事務官として採用され、17年に係長として厚生労働省の本省に転任します。
19年以降は部署間を大きく異動することはなく、システムの導入や企画立案を担当し、医療分野のIT化の旗振り役として、政府の医療情報政策を主導してきました。

「情報を電子化することで将来の医療の質は間違いなく高まるはず」

という確たる持論を掲げ、大学の客員准教授を務めるほか、贈賄側のIT関連会社なども入っていた産官学による研究団体にも所属していました。

IT業界の関係者は、

「自分の考えを持って明快に説明していくことから業界内にファンも多かった」
「厚労省の中でも医療とITに関する一番の専門家と聞いていたが、まさかこんなことになるとは」

と話しています。

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省内での別の顔

中安一幸容疑者

中安一幸容疑者

ある厚労省職員は、

中安容疑者がワインレッドのシャツに黒のネクタイ、くるぶしまでの長いトレンチコートと高級ブランドで身を固めた姿で省内を歩いていたことを覚えている。「金回りがいい人だな」。

と感じたという。

省内での中安被告は、

「外にもパイプがあるので、いつでも役所は辞められる」
「自分に近い国会議員もたくさんいるし、人脈は持っている」。

口癖のように周囲にそう吹聴していたようです。

勉強家であり、野心家でもあったわけです。

 

逆らえない雰囲気

中安容疑者は、情報技術にも詳しく、マイナンバー制度に消極的な上司に対しても、積極活用を強く主張していました。

一緒に数回、仕事をしたことがあるという厚労省職員は、

「能力が高く、代わりの人材がいないからずっと同じ部署に置かれていたのでしょう。上司も彼があまりにベテランで、逆らえない雰囲気があったのではないでしょうか。」

と話しています。

 

ひとつの専門性に特化して、ブームに乗って急激な昇進を遂げた中安被告は、鼻を折ることになって、生涯を棒に振ってしまいました。

コンサルタントとしてこれからも仕事ができるでしょうけれども、コントロールのきかない下々の気持ちを、これからは身に染みて生きていかねばなりません。

組織の中で、自分の力を過信する人は少なくありませんが、賄賂を平然と要求するような思考の人間が、マイナンバーを取り扱うシステムに関与しているなんて、怖くて仕様がないですね。

とはいえ、マイナンバーは国民を管理するものですから、国民が不利益を被ろうが、税金やNHK受信料が徴収できて、医療費の無駄遣い・生活保護の虚偽申請などがなくなれば、行政側としては問題ないのでしょう。

セキュリティーや情報漏洩対策に取り組むことは、2の次になるのではないでしょうか。

まあ、庶民が多少の個人情報が漏れたところで、何も隠すものはないのですから、恐れるに足らずといった感じですが。

 OTARD-KEN

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

    
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