新農水相!森山祐!談合指名停止業者から献金!

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国会議事堂

第3次安倍改造内閣で初入閣した森山農相が代表を務める自民党鹿児島県第5選挙区支部が、県発注の海上工事の談合に絡んで県の指名停止措置を受けた複数の業者から、指名停止直後の平成23年以降、3年間にわたり690万円の献金を受けていたことが分かりました。

森山氏においては、暴力事件関与で取り調べをうけた過去が正義かどうかを問われる懸念がありましたが、国民の生活に変化を強いるTPPを、森山氏に任せていいのか疑問がわいてくるほどの考え方に驚きが隠せません。

目 次
・鹿児島県発注の海上工事談合
・指名停止業者
・談合20社から献金を受けた議員
・返還については?
・15議員(前職含む)の団体の献金受領額は次の通り。
・談合は繰り返す
・国土保全政策に支えられた、日本の技術
・献金って、なくなるんじゃなかったの?
・【更新】全額返金する(2015.10.14)
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鹿児島県発注の海上工事談合

2010年(平成22年)11月「日本経済新聞

鹿児島県が発注した港湾整備工事の入札で談合を繰り返していたとして、公正取引委員会は9日、植村組(鹿児島市)など鹿児島県や熊本県の中小土木建設会社31社に独占禁止法違反(不当な取引制限)で排除措置命令を、27社に総額14億4054万円の課徴金納付命令を出した。

 公取委は昨年11月、海洋土木(マリコン)大手の五洋建設や東洋建設、東亜建設工業の同県内の営業所にも立ち入り検査したが、2006年4月以降の談合への関与は確認できなかった。

 公取委によると、中小企業31社は06年4月から公取委が立ち入り検査に入った昨年11月まで、県が発注する港湾や漁港などの整備・改修など海上工事の入札について、相互に電話で連絡を取り合うなどして落札予定者や入札価格を事前に決め、合意していた。

 談合に参加したのは主に県発注の4千万円以上の工事入札に参加できるAランクの業者で、一般競争入札だけでなく総合評価方式の入札でも談合があった。談合が確認された期間の県発注の海上工事の総額は約555億円。31社でほぼすべてを受注し、多くの工事が落札率90%以上だった。

2015年(平成27年)3月「朝日新聞

県が発注した、作業船を使う土木工事や浚渫(しゅんせつ)工事の入札を巡り、公正取引委員会が2009年11月、三十数社に立ち入り検査。翌10年11月、31社の談合を認定し、うち27社に14億余円の課徴金の納付を命令。県はこれを受けて13年1月、工事請負契約に基づいて31社に対し、契約額の10%にあたる計36億4500万円の違約金を請求した。

 

指名停止業者

6ヵ月(平成22年11月10日~平成23年5月9日)

  • 山下(善)建設㈱(鹿児島市)
  • 渕上建設工業㈱(大島郡徳之島町)

4・5ヶ月(平成22年11月10日~平成23年3月24日)

  •  ㈱渡辺組(鹿児島市)
  •  ㈱植村組(鹿児島市)
  • 米盛建設㈱(鹿児島市)
  • 小牧建設㈱(鹿児島市)
  • 南生建設㈱(鹿児島市)
  • 丸福建設㈱(鹿児島市)
  • ㈱池畑組(鹿児島市)
  • ㈱森山(清)組(鹿児島市)
  •  阿久根建設㈱(鹿児島市)
  • ㈱野添組(鹿児島市)
  • 吉留建設㈱(鹿児島市)
  •  ㈱西園組(指宿市)
  •  ㈱森組(南さつま市)
  • ㈱塩田建設(薩摩川内市)
  • 野村建設工業㈱(阿久根市)
  • 山佐産業㈱(肝属郡肝付町)
  • 新光建設㈱(肝属郡南大隅町)
  • 藤田建設興業㈱(西之表市)
  • 村上建設㈱(奄美市)
  • ㈱町田建設(奄美市)
  • 竹山建設㈱(奄美市)
  •  ㈱大友組(大島郡宇検村)

3カ月(平成22年11月10日~平成23年2月9日)

  • ㈱久保組(鹿児島市)
  • ㈱鹿児島グリーン綜合建設(鹿児島市)
  • ㈱長崎組(出水郡長島町)
  • ㈱森組(垂水市)
  • ㈱鶴田組(垂水市)
  • 石橋建設㈱(熊毛郡中種子町)

 

談合20社から献金を受けた議員

2011年(平成23年)12月「南日本新聞

鹿児島県発注の海上工事談合事件で、独占禁止法違反で公正取引委員会の排除措置命令を受けた県内の建設30社のうち20社から、自民党の県議と県関係国会議員(前職含む)計15人の政治団体が2010年、総額1281万円の献金を受けていたことが政治資金収支報告書で分かった。
事件では公取委が

  • 2009年(平成21年)11月に立ち入り検査し、
  • 2010年(平成22年)は既に談合疑惑が表面化。
  • 2010年11月、県は指名停止処分とした。

20社のうち14社は指名停止後も献金を続け、9人の団体が受け取っていた。

県議、国会議員がそれぞれ代表を務める政党支部の収支報告書によると、

  • 献金を受けたのは8県議の団体で総額439万円。
    うち、指名停止後も受けていたのは、
    • 金子万寿夫議長(大島郡区)
    • 与力雄氏(奄美市区)
    • 永田憲太郎氏(鹿児島市・郡区)
    • 鶴田志郎氏(肝属郡区)
  • 国会議員は7人の団体で総額842万円。
    うち、指名停止後も受けていたのは、 
    • 小里泰弘(鹿児島4区:衆院議員)
    • 森山祐(鹿児島5区衆院議員)
    • 加治屋義人参院議員、
    • 保岡興治(前衆院議員)
    • 宮路和明(前衆院議員)

の団体が指名停止後も受領していた。

返還については?

指名停止後も献金を受けた県議は

「政治活動を長年支えてもらっている方々の善意」
「法には抵触しない」

として、いずれも返還しない意向。

金子議長は

「議員間で処分後の献金のあり方を議論したことはないが、入札の透明性確保には努力している」

と話した。

森山氏

「遺憾なことだが、党支部が受けた献金で支部長が勝手に返還できない。支部で協議する」。

保岡氏は

「事務レベルでうっかりしていた。支援を頂いていることには感謝するが、遺憾なことであり返金する」

と語った。

15議員(前職含む)の団体の献金受領額は次の通り。(敬称略)

【県議】金子万寿夫164万円(4社)▽大園清信90万円(3社)▽与力雄84万円(2社)▽鶴田志郎36万円(1社)▽松里保〓(広の異字体、まだれに黄)23万円(2社)▽永田憲太郎18万円(2社)▽日高滋12万円(1社)▽宇田隆光12万円(1社)【国会議員】森山祐280万円(9社)▽小里泰弘172万7160円(7社)▽加治屋義人144万円(5社)▽野村哲郎100万円(1社)▽保岡興治66万円(3社)▽宮路和明48万円(3社)▽尾辻秀久32万円(3社)

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そこで、今日の記事「2015.10.14(産経新聞)」

鹿児島県は25年、業者側に談合の契約違反による違約金として計約36億円を請求。業者側は減額を求め同年に鹿児島簡裁に調停を申し立て、県も地域経済への影響を踏まえ26年、請求を半額にすることを決めた。同支部は調停申し立て後も献金を受け続けており、こうした経緯を十分に精査していなかったことの道義的責任が問われそうだ。

森山氏は取材に「談合に関与した業者から政党支部への献金自体は問題ないと思っていた業者側と相談し返金するかどうか検討する」と述べた。

 

談合は繰り返す

『談合は良くない。』
これは、中学生でもわかっていることです。

 

談合がダメなのは、市場競争原理がはたらかないからです。

かといって、いわゆる入札がいいのかというと、必ずしもそうではなくて、最低落札価格がない場合は、1円とかでも落札できたりします。

そのために、過当競争にならないような仕組みもあると言えばあるのですが、仮に1円で落札できる入札があったとしても、入札後の随意契約に連結されていたりして、ちゃんと儲けることができるようになっているのです。
こんな時に、役所の担当者と話ができていると、随意契約後の見積もりも、通しやすいです。

そうでもしないと、役所の担当者も、業者が入れ代わり立ち代わりして、また、一から説明しなおさなきゃならないし、とてもじゃないけど、めんどくさくて、役所側もやってられんのです。

 

ところで、4千万円以上の高額な入札での談合ときくと、一般的には凄いことですね。

それでも、ゼネコンにいわせれば、4千万円なんて小さな仕事だったりするのです。

そんなチマチマしたことはやとれんというのが本音かもしれません。

 

また、直球で真面目に入札に取り組んだとして、特定の業者がどんどん落札すると、落札できなかった業者は、経営が不安定化します。

どんどん受けたところも、最低落札価格のぎりぎりで落札するケースが増えてくるでしょうから、儲けが目減りするわけです。

業界お安定という意味では、談合もやむを得ないというところなのです。

 

国土保全政策に支えられた、日本の技術

日本のゼネコンの技術は、総じて高度だといえます。

税金が公共事業に流れ続けたことで、より良いものを効率的に作るといった技術に磨きをかけてきたからです。

そうです、儲けがあったから技術開発に回すお金ができたのです。

本来でしたら民間の事業でしっかり儲けて、身についた技術で公共事業をしてほしいところですが、高速道路や港湾開発などは、そういうわけにもいかないです。

高速道路や港湾事業は、民間でやっているみたいですが、裏から見ればそんなことないことは誰でも推察できることです。

 

つまり、談合は良くないけど、完全にはなくならないのです。

なくす努力は続けて、それに代わる仕組み(ただ、安くするだけじゃなくて、業者にも一定の稼ぎが可能な仕組み)を構築してゆけばいいのです。

 

献金って、なくなるんじゃなかったの?

ところが、献金となると、どうなのでしょう?

結局、ここで、お金が動くことが、特定の利権者への便宜につながっているのではないでしょうか?

政党助成金は献金とバーターのはずで、献金はなくなると思っていたのですが、法の網をすり抜けて、献金は続いています。

企業側も、献金する余裕があるのでしたら、法人税を下げろとか迫るのはおかしなことですよね。

献金を受けずに政治に勤しむ、そんな姿が本当の政治家を育てるのだと思います。

つまり、談合と政治は別物でだと考えるべきなのです。

いつまでも、献金に頼ってないといけない体質を擁護する発言を平気でするような人が、議員であっていいのかと思うのです。

 

そんなこんなを見極めると、森山氏の認識は、国のために身を削って尽くしてくれるような器ではないように感じます。

政治の仕組みそのものに問題はあるとは思いますが、国民の生き方が、TPPを含め、このような考え方の議員に懸かっているのだと思うと、阿部さんの選抜基準に不安を感じてしまいますね。

「なんだ、自民党って盲金のままですやん」といわれないように、しっかりとした運営をお願いしたいと思います。

 

全額返金する(2015.10.14)

森山氏は14日、農水省内で記者団の取材に応じ、

「談合していた企業から献金を受けてはいけないわけではなく、政治資金規正法上、問題はない」

との認識を示しながらも、

「違約金が減額されたことは知らなかった。政治家として指摘を倫理上しっかり受け止めなければならない。全額返金する」

と述べた。【産経ニュース】

今までに、返還する機会はいくらでもあったのに、入閣したタイミングで返還すると言い出すのは、そもそも倫理観がなかったことの証ではなかろうか?

森山氏に、TPPを任せるのは、とても不安ですね。

 OTARD-KEN 

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