太宰治!碧雲荘取り壊し!来年4月までに!高齢者施設建設!

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作家・太宰治が戦前に暮らした「碧雲荘(東京都杉並区)」が、来年の4月までに取り壊されることがわかりました。

杉並区は、今年4月に土地のみを取得しました。

周辺の土地と一体で特別養護老人ホームなどを整備する計画で、保存には消極的です。

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碧雲荘(へきうんそう)とは

  • 作家、太宰治が戦前に暮らした東京都杉並区の下宿
  • 太宰は青森県から上京後に転居を重ねたが、居住先で当時のまま残っている建物はほとんどなく、数少ない貴重な建造物です。
  • 持ち主の祖父が建築、築年は80年ほど。
  • 10年ほど前までは、下宿としてだ学生に部屋を貸していました。
碧雲荘-MAP

碧雲荘-MAP

太宰と碧雲荘

  • 小説「富嶽百景」に、碧雲荘2階からの描写があります。

《あかつき、小用に立って、アパートの便所の金網(かなあみ)張られた四角い窓から、富士が見えた。小さく、まっ白で、左のほうにちょっと傾いて、あの富士を忘れない》
(岩波文庫)

  • 太宰は20代だった36年11月から約7カ月間、2階の8畳間で暮らしました。「荻窪の歴史文化を育てる会」
  • ここで、代表作「人間失格」の原型とされる小説「HUMAN LOST」などを執筆しました。「荻窪の歴史文化を育てる会」
碧雲荘

碧雲荘

紅茶セット

保存を望む声も

  • 「荻窪の歴史文化を育てる会」は、今年7月に、建物の保存を求める区内外の3780人分の署名を田中良区長に提出しました。

会長の岩下武彦・中央大教授(国文学)は

「文学的な遺構として保存してほしい。ステンドグラスが使われるなど和洋折衷の建築様式は文化財としても価値がある」

と訴えました。

「太宰がかつて住んで今も残る建物は、青森の斜陽館ぐらいでほとんど無い。保存して町づくりに生かしたい」(岩下教授)

「建物は両親をみとった心のふるさと。土地を手放す決断をするのはつらかったが、太宰も生活した場所なので、移築し、活用してもらえたらいいと思う」(所有者)

育てる会は、先月14日に碧雲荘の保存について考えるイベントを杉並公会堂で開催されました。

太宰の愛読者で知られる芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんもゲスト参加しています。

又吉直樹

又吉直樹

杉並区の対応

 これに対し、田中区長は

「高齢者施設づくりは最優先課題。区として保存に良い返事はできない」
「何らかの形で記念碑を残すことはできる」

としています。

 OTARD-KEN 

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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