がんのリスク18%増!ハム・ソーセージ・肉の加工食品!

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加工肉

WHO=世界保健機関の専門機関が肉の加工食品などに発がん性があると指摘したことについて、
国の食品安全委員会は、

「この結果だけでリスクが高いと捉えるのは適切ではない。」

とする見解を発表しました。

目 次
・加工食肉発がん指摘!適切でない!内閣府-食品安全委員会!(10.28)
・肉食系長寿のススメ
・レベル1・2の真意
・がんのリスク18%増!ハム・ソーセージ・肉の加工食品!(10.27)
・肉食でがんリスクが18%増
・支持する声・反論する声
・数理的説明に乏しい?
・レベルの問題よりも、相対的リスクを勘案
・肉とがんの関係
・肉を生産するための農業や水
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加工食肉発がん指摘!適切でない!内閣府-食品安全委員会!(10.28)

WHO「国際がん研究機関」の加工肉食品や肉の赤身について、「発がん性がある」などとした指摘を受けて、国の食品安全委員会は、調査の詳細な結果が公表されていないため、引き続き検討が必要としました。

そのうえで、今回の発表は主に、肉の加工品などに含まれる物質に発がん性があるかどうかを解析したもので、発がん性の強さや、日常生活で肉を食べるだけでもリスクがあるかどうかなどについてはあまり考慮されていないと指摘しました。

そして、この結果から「食肉や加工肉はリスクが高いと捉えることは適切ではない」として、食品としてのリスクについて専門の機関で食べる量などのデータに基づいて、改めて評価する必要があるとしました。

食品安全委員会では、健康な食生活のためには「多くの種類の食品をバランスよく食べることが大切です」と呼びかけています。

レポートの中にも記述がありましたが、

Public health
”These findings further support current public health recommendations to limit intake of meat,” says Dr Christopher Wild, Director of IARC. “At the same time, red meat has nutritional value. Therefore, these results are important in enabling governments and international regulatory agencies to conduct risk assessments, in order to balance the risks and benefits of eating red meat and processed meat and to provide the best possible dietary recommendations.”

の部分では、赤肉や加工肉を含めた、バランスの良い食事をとることを推奨しています。

この度の問題は、報道にも、多少偏った部分もあったように思います。

 

肉食系長寿のススメ

赤肉を100g・加工肉を50g食べることが、それほど体に悪いのかと疑いたくなるが、食事の西洋化によって、亡くなる人の内、がんで亡くなる人が占める割合が、年々増加傾向にあることは見逃せません。

癌死亡数推移(H19)

癌死亡数推移(H19)「ちょっと、古いです。。」

実に、亡くなる方の3人に1人が、がんで亡くなっている計算になります。

ただ、赤肉を食べつことで、体系も大きくなり、寿命も延びているのではないかと考えられます。

現に、適量の赤肉を食べることは、加齢後の体力維持や予防医療うに貢献しているレポートも出ています。

「高齢者こそたんぱく源を 肉と魚の食べ方:
http://www.bee-lab.jp/interview/shirasawa/16.html」

寿命が延びれば、がんリスクは高まり、死亡原因の3割以上ががんが原因ということも頷けます。

よって、肉食ががん死亡率を上げているが、寿命を縮めていることと「イコール」ではないことにも注意したい。

 

レベル1・2の真意

この度発表された、レベルの1・2について言えば、確かに、たばこ等が原因で、肺がんなどに罹患するリスクと比較すると、この判定は、いかがなものかという思いはあります。

もちろん、ウインナーや魚肉ソーセージ・コーンビーフなどが身体にいいとは思えないのも事実です。

おいしいから、食べちゃいますけどね。

そうかといって、毎日、魚肉ソーセージをコンスタントに50gを摂取しているわけではないし、日本人が、さほど、気にすることもないのではないかと思うのです。

アメリカ人の中年の人には、ものすごい肥満の人がいます。

アメリカ人は、数百グラムのステーキと、むちゃくちゃ甘いアイスクリームをボール様の器で食べると、留学していた友人に聞いたことがあります。

そういう食生活に対する警告なのではないかとも考えています。

 

がんのリスク18%増!ハム・ソーセージ・肉の加工食品!(10.27)

WHO「世界保健機関」は、ハムやソーセージなどの肉の加工食品を過剰に摂取することが、がんのリスクを高め、5段階ある危険度のうち最も高い分類に当たるとした初めての調査結果を発表しました。

その危険度は、喫煙やアスベスト、ヒ素や放射性物質と同じクラスに分類されることになりました。

 

肉食でがんリスクが18%増

世界保健機関(WHO)が発表した研究結果で、ベーコンやハム、ソーセージなどの加工肉や、赤身の肉を食べることで「がん」にかかるリスクが最大で18%高くなることが発表されました。

この研究は、WHOの外部組織である国際がん研究機関(IARC)のワーキンググループ(10か国から集まった22名の専門家で構成)がまとめ、世界的な医学誌「Lancet(ランセット)」に発表したものです。

IARCの専門家グループは、

  • 加工肉(牛や豚などの肉に対して塩漬けや薫製、発酵などの処理を行ったもの)を1日あたり50グラム食べることで結腸直腸がんの発生リスクが高まるとして、IARCが定める発がん性基準で喫煙やアスベストと同レベルである「グループ1(ヒトに対する発がん性が認められる化学物質、混合物、環境)」に分類しました。
  • また、牛や豚、羊、牛、ヤギなどの赤身の肉については「グループ2(ヒトに対する発がん性がおそらくある化学物質、混合物、環境)」に分類しています。

IARC発がん性リスク一覧>>>

 

この発表について、IARCの専門研究プログラムを統括するKurt Straif博士は、

「個人に対していえば、加工肉を食べることで発がんリスクが高まる可能性は低い状態にとどまります。
しかし、消費する肉の量によってリスクは増大します。
世界中で加工肉を食べる人が多く存在する状況を鑑みると、人類全体レベルでの発がん性への影響は公衆衛生における重要な事項といえます。」

とその意味を語っています。

 

支持する声

イギリスのがん研究機関・Cancer Research UKのTim Key教授は、

「Cancer Research UKはIARCが発表した加工肉と赤身の肉に発がんリスクが存在するという決定を支持します。」

と語っています。

また、がんの予防を啓蒙する非営利団体の世界がん研究基金も、

長年にわたって加工肉の発がんリスクを指摘して可能な限り摂取を控えることを提唱してきました。

 

 

反論する声

食肉と健康における助言を行うMeat Advisory Panelのメンバーで、カーディフ大学の教授でもあるRobert Pickard氏は、

「我々が理解していることは、赤身の肉を控えることは、がんのリスクを下げる有効な戦略とはなっていないということです。
がんを避ける最も有効な方法は、喫煙をやめ、標準的な体重を保って過度のアルコール摂取を避けることです。」

と、赤身肉とがん発生の関係を否定するコメントを発表しています。

 

 

数理的説明に乏しい?

また、専門家でない人物からも、IARCの論理に異を唱える声が挙がっています。

スタートアップ「Particle」のCEOであるZach Supalla氏は「30分ほどググった」結論として、IARCの数字の意味に反論しています。

Supalla氏は、IARCが発表した以下の2点について検証を行っています。

検証

LARC発表の数値でリスク増大率を算出すると、

  • IARCの発表によるリスク増大率は、
    • 赤身肉を食べることによる影響:1日あたり100グラムの摂取で結腸直腸がんのリスクが17%増大(平均的な1日の摂取量は50~100グラム)
    • 加工肉を食べることによる影響:1日あたり50グラムの摂取で結腸直腸がんのリスクが18%増大
  • アメリカの国立がん研究所の統計による罹患割合は、
    • アメリカで結腸直腸がんに罹患する人の数は、男女10万人あたり42.4人という数字が明らかになっており、これを割合になおすと「0.042%」となります。
  • 実際に赤身の肉100グラムと加工肉50グラムを毎日食べることで発生リスクが予測どおり上がったとすると、結腸直腸がの発生率は0.042×1.17×1.18=0.058%に増加するということになります。

一方、加工肉と同レベルと認定されている喫煙をこれにあてはめると、

  • 非喫煙者の肺がん罹患率と、喫煙者の罹患率を比較すると、
  • 男性は非喫煙者が0.020%なのに対して喫煙者は1.259%
  • 女性は非喫煙者が0.025%なのに対して喫煙者は1.309%と、

加工肉による影響とは比べものにならないほど強い影響があると指摘し、IARCが喫煙と加工肉を同レベルに分類したことに対する反証を行いました。

Supalla氏は「私の検証には誤っている部分もあるかもしれない」として、さらなる検証を期待すること述べています。

 

レベルの問題よりも、相対的リスクを勘案

いずれの意見も必ずしも誤りではなく、IARCが公表した数値も「リスクが増大する」という観点においては決して見過ごすことができない事実といえそうです。

今後もさまざまな検証が行われることになると思われる分野ですが、最終的に何を重要視するかは人ぞれぞれの判断に委ねられることになりそうです。

肉とがんの関係

塩漬けや燻製などの肉の加工方法によって、ニトロソ化合物や多環芳香族炭化水素などの発がん性化学物質が形成される。

焼く、揚げるなど高温で赤肉を調理した場合も、ヘテロサイクリック芳香族アミンなどの既知の発がん性物質や、その疑いがある物質が形成される。

 

肉を生産するための農業や水

現代の食肉は、自然の中に牛などを放って生産しているわけではありません。

先進国が肉食をやめれば、世界中の人に十分な水や食料がいきわたるといわれています。

この度の報告を、四足を食することへの戒めとして見るとするのであれば、仮に作為的ではあれ、全人類にとっては、良い結果を生むのかもしれません。

OTARD-KEN

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
『いいね』いただけるとありがたいです。 

 

 

    
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