南沙諸島中国人工島!12カイリ米艦艇派遣!米司令官訪中か?

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米駆逐艦、南シナ海の中国人工島12カイリ内へ=米当局者

中国が南シナ海で人工島を造成している問題を巡ってアメリカと中国の対立が深まるなか、アメリカ太平洋軍のハリス司令官が来週、中国を訪問し、中国軍と対話を行うことになりました。

目 次
・ハリス太平洋軍司令官
・イージス艦「ラッセン」スビ礁12海里内航行
・米中海軍トップが電話会談へ(10.29)
・対話継続で合意(10.30)
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ハリス太平洋軍司令官

南シナ海を巡ってはアメリカ政府が、南沙(スプラトリー)諸島で、中国が主権を主張する人工島の周辺12海里、22キロの海域にアメリカ海軍のイージス艦を航行させたのに対して中国が反発し、対立が深まっています。

こうしたなか、アジア太平洋地域を管轄するハリス太平洋軍司令官が来月2日から5日の日程で中国を訪れ、中国軍の幹部たちと対話することを明らかにしました。

主な議題は両国の軍事交流で、

「交流の強化こそが両国の海軍の間に信頼関係を築き、誤算による衝突を避けられる。」

としており、人工島の問題を巡って対立が深まるなか、緊張の緩和につなげたいねらいもあるものとみられます。

今回の訪問は、アメリカ軍が人工島の周辺に艦艇を派遣する前から調整が進められていたものですが、ハリス太平洋軍司令官は、27日の艦艇を派遣する作戦の立案に深く関わっている人物で、一連の会談では、人工島の問題についても意見が交わされるものとみられます。

 

イージス艦「ラッセン」スビ礁12海里内航行

10月27日、アメリカ政府は、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で中国が造成している7か所の人工島のうち、スビ礁で国際法上の領海と同じ範囲の12海里、22キロの中にアメリカ海軍のイージス艦「ラッセン」を派遣し航行させました。

スビ礁

南沙諸島-スビ礁

アメリカ海軍のイージス艦「ラッセン」は先週、マレーシアを出港したあと、数日間にわたって中国海軍の艦艇に追尾されていたことを明らかにしました。

しかし、中国側は一定の距離を保っており、「ラッセン」は衝突の危険などはなく12海里の中を航行したとしています。

また、国防総省の当局者は「ラッセン」が中国の人工島に向かう前に南沙諸島の西側を北から南に航行し、フィリピンとベトナムがそれぞれ領有権を主張する岩礁でも12海里の中に入ったとしており、アメリカ政府として領有権争いには中立であることを示すねらいもあったとみられます。

一方で、中国の人工島については領海の基点にならないとして主権は認めないと強調しており、アメリカ国防総省は今後も国際法にのっとって同様の活動を継続する方針を示しています。

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米中海軍トップが電話会談へ(10.29)

アメリカとしては、人工島は領海の基点にならないとして、中国の主権を認めないという立場を明確に伝えるねらいがあったとみられますが、中国は主権の侵害で「重大な政治的挑発だ」と強く反発しています。

こうしたなか、アメリカ国防総省の当局者によりますと、アメリカ海軍制服組トップのリチャードソン作戦部長と中国海軍トップの呉勝利司令官が、近くビデオ電話での会談を予定していることが分かりました。

米中両政府は去年11月、海上や空中での衝突を回避するための覚書を結んでいて、今回、中国側は対話による問題の解決を目指す姿勢も示しています。

こうしたことから、両海軍のトップは両国間の緊張をこれ以上高めないよう意見を交わすものとみられます。

 

対話継続で合意(10.30)

海軍制服組トップのリチャードソン作戦部長と中国海軍トップの呉勝利司令官が1時間余りテレビ電話で会談したことを明らかにしました。

会談の詳しい内容は明らかにされていませんが、アメリカ側は今回の行動について一定の説明をしたのに対し、中国側は「厳正な立場を伝えた」として「挑発だ」などとする政府の主張を展開したものとみられます。
一方、双方は軍事交流や対話の継続が重要だとして、年内にもう一度、テレビ電話を使った会談を実施することで合意したということです。

米中両政府は、軍事的な緊張を高めないよう対話する一方で、アメリカ側は今後も艦艇を派遣し続ける構えを崩しておらず、当面、互いにけん制し合う状況が続くものとみられます。

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