乳がん早期発見率!1.5倍に!マンモグラフィー&超音波!

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マンモグラフィー

乳がん定期検診のマンモグラフィーについては、米国の専門委員会では「40代には推奨しない」とされており、40代前半の乳がん検診に、マンモグラフィー以外にも有効な検診が望まれていました。

東北大学のグループは、乳がん検診の際、マンモグラフィー検査に超音波の検査を組み合わせると40代の女性の乳がんの発見率を1.5倍に高めることができるとする研究成果を発表しました。

目 次
・日本の乳がん
・7万6千人対象の「J−START」とは?
・期待とハードル
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日本の乳がん

乳がんは日本の女性に最も多いがんで、特に40〜50代に多いことが報告されています。

現在の乳がん検診では、マンモグラフィーと呼ばれるX線検査が行われています。

しかし、40代の女性の場合、乳房の乳腺が多くがんを発見しにくいのが課題でした。

国は乳房をエックス線で撮影するマンモグラフィー検査を40歳以上に2年に1回受けることを推奨し、自治体が公費助成しています。

 

7万6千人対象の「J−START」

若い年齢層の健診が十分に効果を発揮できていない状況を打開しようと、2007年度から6年間をかけて、医師会など全国42団体が参加した「J−START」という調査が行われました。

この調査研究を行ったのは、東北大学の大内憲明教授などのグループです。

6年間で計約7万6000人を、

  • マンモグラフィーのみの健診。
  • マンモグラフィーに超音波検査を追加した健診。

の2組を比較する世界初の大規模調査で、どちらかの組で各2回の検診を受けてもらいました。

その結果、

  • マンモグラフィーのみのがん発見率は0.33%(117人)だったのに対し、
  • 超音波の併用では0.5%(184人)に上昇。
  • がんの人をがんと正しく判断できる感度は、マンモグラフィーのみで77%だったが、
  • 超音波も受けると91%に上がった。
  • 発見したがんの進行度を比べると超音波では早期の「ステージ1」の割合が高かった。
  • 一方で、精密検査が必要とされた人の割合も増え、がんでなかった人は針を刺して細胞を調べるなどの不利益も増す形になった。

超音波検査を組み合わせることで乳がんの発見率が高まると、大規模な臨床研究で明らかになったのは、初めてだということです。

 

期待とハードル

今後自治体が行う検診に超音波を組み込むには、死亡率を下げる効果を示すというハードルと超える必要がります。

それでも、大内教授は、

「マンモグラフィーで判断しにくい場合、オプションとして超音波が使える可能性を示せた。超音波検診の体制づくりを進める必要がある。」

と話しています。

現段階では、乳がん検診で、直ちにマンモグラフィーに超音波検査を追加する環境は整ってはいないものの、これらの調査結果をもとに、より効果的な検診体制が構築されることが期待できそうです。

尚、地域で婦人科検診を実施している病院やクリニックの中には、マンモグラフィーに超音波検診を追加して実施している医療機関もあり、費用自己負担で受けることができます。

 OTARD-KEN 

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
『いいね』いただけるとありがたいです。 

 

    
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コメント

  1. cat より:

    マンモグラフィー検査と超音波の検査を組み合わせた際の、マンモグラフィー検査でのがん発見率(数)と超音波検査での発見率(数)、その両方での発見率(数)、およびそれぞれの精密検査での誤診率(数)を提示してほしい。

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