急激な円高!私たちの生活は良くなる?苦しくなる?

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外貨

様々な思惑で上下する外国為替ですが、本年に入って一気に円高がすすみました。

そして、日本国債の10年物が、日本金融市場初めて、マイナス金利にタッチしました。

円高と聞くと、庶民的には円が強くなったということで、なんだかいい気分なのですが、このまま円高が続けば生活は良くなるのでしょうか、わるくなるのでしょうか。

目 次
・円高になるとデフレになる
・円高になると給料が下がる
・借金や住宅ローンは
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円高になるとデフレになる

円高になると何故デフレ基調になるのでしょうか。

それは、私たちの毎日の生活の中で必要なものの多くが、輸入によって支えられているため、円高になると外国産のものが安く購入できるからです。

例えば、原油を1バレル(158.987リットル)が30ドルの場合、

  • 1ドル120円だと、1バレル120円です。
  • 1ドル110円だと、1バレル110円です。

どちらが円高かというと、110円で1バレル買える方が円高になっていると言います。

少ないお金で、同じものが買えますからね。

ガソリンスタンドでは

ガソリンスタンドでは、ガソリンが安くなります。

今まで、1リットル100円で買っていたガソリンが、1リットル98円とかになったりします。

ドライバーのお財布には優しいですね。

これは、同じものを買うのに、少ない支払で済むという状態が発生しています。

つまり、お金の価値が、少し上がったということなのです。

円高になると、このように伝播してデフレになります

 

そして、デフレは、庶民にとっては、お財布に優しく、ありがたいことなのです。

ということは、円高になると、輸入品の値段が下がって、生活が楽になるというわけです。

 

円高になると給料が下がる

ところが、喜んでばかりもいられません。

円高になると給料やボーナスが減る企業がでてきます

輸出企業の業績悪化

円高になると、自動車や電気部品などを輸出している企業にとっては、頭の痛い問題です。

たとえば、車一台を1万ドルで輸出していたとしましょう。

  • 1ドル120円だと、1台売ったら120万円の売り上げです。
  • 1ドル110円だと、1台売ったら110万円の売り上げです。

つまり、同じものが売れても、円換算で入ってくるお金が少なくなってしまうのです。

結局、収益の悪化を招いてしまい、ボーナスや昇給の査定に響く結果となります。

中小企業へも伝播

同じものを売っても、入ってくるお金が少ない状況が続けば、下請けの中小企業に対して、値下げの要請が発っせられます。

結局、中小企業にも景気の悪化は伝播してくるのです。

中小企業では、ようやく昇給の兆しが見えてきたのですが、このまま円高が進めば、またまた、ボーナス・昇給ゼロ状態に逆戻りする可能性があるのです。

 

借金や住宅ローンは

国債の金利が下がっているということは、長期金利が下がるということです。

自宅を購入した時の住宅ローンは、金利の負担が軽減されるので、支払いが楽になります

ところが、一時的には楽になったと思われるデフレ基調時の借金ですが、長期的に見れば不利になるのです。

デフレは貨幣価値の上昇

例えば、年間450万円もらっている給料から、50万円の住宅ローンを払っていたとします。

  • 会社の業績悪化でボーナスがなくなって、年収が400万円になった場合でも住宅ローンは75万円。
  • 国債がマイナス金利で、金利が0.5%安くなったとしても、年収400万円で、住宅ローンは70万円。

つまり、利息がどんどん下がったとしても、それ以上に給料などが減って、元金がいつも通りにしか減らない状況になるので、あなたの労働に対する価値が下がって、通貨の価値が上がってしまうことにまります。

デフレになると、あなたの労働まで安く買いたたかれることになるのです。

 

結局、デフレになると、働く世代にとってはマイナス面の方が大きいということになります。

お金をたくさん持ってリタイアしている人にとっては、安く買い物ができて、海外旅行も安価になるので、円高デフレはありがたいのですが、このような人は少数派です。

ユニクロなどの内需向けの商品を海外作って内需で儲けている会社は業績が伸びるのですが、日本人が買い物して支払ったお金は、海外に出ていきます。

その元手は、日本人がモノやサービスを売って儲けた外貨があってこそですから、円安の方がお金を儲けるということにおいてはプラスなのです。

 

OTARD-KEN

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
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