白血病生徒に保健室行きを許可せず!大事な授業だから後に?

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教室

難病指定されている白血病の治療を受けている生徒の保健室行きを許可しなかったとして、神奈川県の中学校教諭の対応が問題視されています。

昨年4月の学級編成が変わった直後のできごとで、教科担当教師の個別対応は難しい時期でした。

しかし、特に注意すべき事項についての学校側の周知方法については、十分でなかったのではと批判の声が大勢です。

目 次
・白血病生徒に保健室行きを「我慢できないか?」
・新年度の始まりで混乱
・担当教諭の生徒情報把握
・具体的な対応とは
・求められる対応の詳細
・先ずは生徒が発言しやすい対応を
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白血病生徒に保健室行きを「我慢できないか?」

神奈川県藤沢市立中学校で昨年4月、難病の治療中の生徒が授業中に「気分が悪くなった」と訴えた際、男性教諭が保健室に行く許可を出さなかったことが分かりました。

生徒は病気の影響で疲れやすいため、「保健室に行きたい」と申し出ましたが、教諭は「大事な授業なので、我慢できないか」などと応じ、保健室行きを承諾しませんでした。

その後、生徒は、机に体を預けるように伏せ、授業の終了をむかえました。

授業をサボるために保健室を利用するといった生徒もいるでしょうけれども、教諭としては、しっかりを見極めるべきでしょう。

 

新年度の始まりで混乱

「教諭は生徒の病気について知ってはいたが、新年度が始まったばかりで、丁寧な対応ができなかった」
本年度替わりの4月に向け、「教諭間の引き継ぎをしっかり行い、各生徒の事情を学校全体で共有するよう指導する」
(藤沢市教委・吉住潤教育部長)

昨年度の対応がいまになって問題として取り上げられることに違和感を感じます。

また、『各生徒の事情を学校全体で共有するよう指導』とは、どのような対応なのでしょうか。

 

担当教諭の生徒情報把握

保健室行きを承諾されなかった生徒は、大変気の毒に思います。

そもそも、体調不良を訴えた段階で異変に気付くべきした。

反面、学校現場に立ち返ってみると、今回問題になっている教諭がクラス担当であれば言い訳の通らない事案であったと思いますが、教科担当の教諭が全ての生徒の事情を把握することは可能なのでしょうか。

 

具体的な対応とは

たとえば、授業を行う生徒の特筆情報を出席簿に組み込んで各教諭が持ち歩くという方法があります。

出席簿は、通常、クラス担当が持つものですが、授業を行う際に生徒の氏名がわからないと授業が進めにくいので、教科担当の教諭も生徒の名簿を持ち歩いていると思います。

これらの備考欄に『特筆情報』を掲載して、対応にあたるという方法です。

しかし、どのレベルまでの情報を取り扱うのか、また、管理方法についても厳格なルールが求められます。

 

求められる対応の詳細

先の方法を採用する場合、今回の生徒については、難病指定の白血病であることを掲載することになります。

その上で、白血病でどのような対応をしなければならないか、各教諭が把握していなければなりません。

また、生徒の事情とひとことで言っても、アレルギーや家庭における精神的な負担の現況など、生徒個々が背負っている特筆事項は多岐にわたります。

調理や化学の実験などでアレルギーの影響に注意が必要でしょうし、精神的な負担に配慮した教諭の言動が求められると思います。

また、これらの情報が生徒の眼に触れることで思わぬ結果を招くことも懸念されますので、取り扱いには困難が予測されます。

 

先ずは生徒が発言しやすい対応を

机に伏してしまった生徒に対して声をかけることのなかった教諭については配慮が足りないと思います。

そして、今回の対応をみても「大事な授業なので、我慢できないか」(教育委弁)と応じたことに対して、生徒が「我慢できません」と返事できないほど威圧的であったのかも気になります。

難病に対する対応は学校をあげて取り組まれるでしょうけれども、新入生などについては、情報も乏しく、教育委弁による対処がどこまで可能であるのか、大変気になるところです。

まずは、生徒が応答しやすい環境づくりの取り組みから始めることが近道であろうと感じます。

OTARD-KEN

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
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